2021-01-01から1年間の記事一覧

【本の紹介】新型コロナの大誤解

今日は、本の紹介をさせていただきます。タイトルは「もうだまされない新型コロナの大誤解」, 著者は国立病院機構仙台医療センターの西村秀一先生です。西村先生は、 CDCや国立感染症研究所での勤務歴のある先生で、新型コロナと同じような感染経路をとる、…

息子との他院視察

先日、妻に頼まれ、息子を自宅に近い皮膚科に連れて行きました。今回は2回目の受診で、前回は処置を受けております。9時からと思っていくと、なんと診療開始は9時半から😲すごく分かりづらい場所にあるし (10年以上暮らしていますがそこに皮膚科があることも知…

【過去記事の微変更】間違えに注意~もう1つのまなべ小児科

10/16 (土)より当院での今シーズンのインフルエンザワクチン接種が始まりました。 初日は皆かかりつけの方で流れを熟知していらっしゃる方ばかりだったので、とてもスムーズで、密にならず、予定より早く接種が終わりました。 ところで、この時期に毎年数人…

木の実類アレルギーは増加している

この1ヶ月でクルミを摂取後にアレルギー症状が誘発され来院したお子様が2名おりました。近年、木の実類アレルギーの増加が顕著になっています。 アレルギー表示法 (最後に解説します)の妥当性を検証するために、2002年より3年毎に 即時型食物アレルギー (調…

1歳半健診での質問:この子漬物が好きなんですけど、どれぐらいなら食べても大丈夫でしょうか?

1歳半健診でお母様より、「この子漬物をすごく食べたるんですけど、どれぐらいならあげても大丈夫でしょうか?]と質問がありました。私が即答できず「う~ん」と考え込んでいたら「1~2枚なら大丈夫でしょうか?」と質問がありました。「まあ、これぐらいなら…

【スタッフの話】飼い犬に手をかまれた

先日、当院の事務スタッフさんが、飼い犬に手を噛まれました。なかなかしっかりとした傷だったので、抗菌薬を処方し、破傷風トキソイドとして、三種混合ワクチンを緊急接種しました。幸い、傷は癒えつつあります。 わんちゃんは、もともと噛み癖のある14歳の…

最近多い問い合わせ:インフルエンザの予防接種と他の予防接種はどれぐらい間隔をあければ大丈夫でしょうか?

最近、電話や受診後に、インフルエンザの予防接種と他の予防接種はどれぐらい間隔をあければ大丈夫でしょうか?という問い合わせをいただくことが多いです。 基本的には、新型コロナワクチン以外のワクチンであれば、接種間隔は心配しなくて大丈夫です。(新…

永田真先生、おめでとうございます

今日から、母校の埼玉医科大学の呼吸器内科教授、永田真教授が横浜で第70回日本アレルギー学会学術大会を開催します。 会長挨拶:第70回日本アレルギー学会学術大会 埼玉医大は、私の学生時代は、全ての診療科で教授は東京大学出身or慶應義塾大学出身かとい…

お母様からの質問:胎児エコーで心臓に石灰化が見られると言われたんですけど・・

最近、近隣の病院では胎児エコーに力を入れているようですね。消化器の病気が早期発見されているケースもありました。その一方で、質問を受けることがあります。私は胎児エコーの経験はなく、答える資格はないかもしれませんが、最近、複数に方よりいただい…

まなピタネットのミーティングに参加しました

昨夜は、まなピタネットのミーティングに参加しました。まなピタネットとは、海老名・座間・綾瀬 (プラスα) の地域の不登校の児童達を支援していくネットワークです。発足してまだ1年たっていなかったかな。 manapita.jimdosite.com 私はこれまで活動にあま…

【診療現場より】以心伝心

今日は、当院の看護師をほめるお話です。 その1:先日、外来で4歳の子に抗菌薬を処方しました。本人が錠剤を希望したため、規格の小さい錠剤を処方しましたが、ふだん薬局には置いてありません。私は「薬局で取り寄せてもらってね」と説明したところ、お母さ…

海老名市の中学3年生のインフルエンザ予防接種~受験生は必読

昨日は暖かかったですね。この週末から息子は自転車の練習を始め、昨日は私が練習に付き合いました。もともとスライダーに乗っていたのが良かったのか、木曜日にこどもの国でペダル系の乗り物にたくさん乗ったのが良かったのか、かなり上達しました。 でも道…

ぼ~っとする時間も大切

数日前に、録画していた、2018年に放送されたNHKの山中伸弥先生とタモリの出演している番組を観ました www.nhk.or.jp グラフィックがきれいで、「ディズニー観たい」と騒いでいた息子も食い入るようにみていました。一番面白かったのは、ひらめきはぼーっとし…

【本棚の新しい仲間】光るとともに 第巻巻

本棚に、「光るとともに」第1巻を入れました。知的障害を伴う自閉症児の光と家族が成長していくお話です。主人公は光君ですが、お母様の視点から描かれています。第1巻は、我が子への違和感, 孤立, 障害の受容ときつい時期を経て、ご主人の理解, 療育の先生…

ついに毎日更新の呪縛から逃れました

お気づきのかたもいたかと思いますが、昨日はついにブログ更新をお休みしました。 他にもやりたい事がたくさんあるからです。スタッフへのミニ講義 (これは元旦のブログで掲げた目標の1つです)、患者さんへの満足度調査の準備 (これはスタッフの反対意見があ…

エレーベーター改修工事が終了しました

8月下旬より始まったビルのエレベーターの改修工事が9/23 (木)に終了しました。 新しいエレベーターは色が変わり、運転音が小さくなり、スピードも少し速くなり、快適になった気がします。しかし、モニター画面でのCM?は不要なのではと思いました。 せめて、…

インフルエンザ予防接種開始は10/16 (土)~  予約は10月より開始(詳細は非公開)

先日のカンファレンスで、今年のインフルエンザ予防接種を10/16 (土)より開始する方針としました。予約開始日は10月以降です。予約開始日は非公開としています。どうしてかというと、以前にアクセスが集中して予約システムがサーバダウン?したことがあるか…

新型コロナワクチン接種終了に向けて 

新聞などでも報道されているように、国内での新型コロナワクチン接種はだいぶ進んでおり、希望者の大部分が接種できているのではないでしょうか?首相官邸のHPによると、2021/09/24の時点で、156,559,895回とありました。 新型コロナワクチンについて | 首相…

【診察室にて】赤ちゃんにもハンコを&1人1台

先日、生後2ヶ月の予防接種の問診票で、初めて氏名の欄にハンコを押してあるのをみました。お母様によると、上のお子様の時に問診票を書くのが大変でした、園に入るとどうせ必要になるし、それなら作ってしまおう、ということでした。今後、厳しくなるハンコ…

【研修会情報】学校における新型コロナ感染対策

今日は、日本学校保健会が主催した配信中の講演会を紹介します。 www.youtube.com 研修内容は、 研修内容: 1. デルタ株による感染動向と課題 2. 最新の衛生管理マニュアルを踏まえた新学期対応 3. 新学期に向けて今学校ができること を3人の講師の先生方…

新型コロナワクチンと心筋炎について 【第2報】

発症頻度は稀ですが、米国疾病予防管理センター(CDC)より、新型コロナワクチン (mRNAワクチン)と心筋炎・心膜炎の関連が報告されています。 急性心筋炎とは、心臓を動かしている筋肉が炎症を起こす病気です。原因としてウイルスが最も多いですが、細菌、…

スギ花粉症とダニによるアレルギー性鼻炎に積極的にアプローチしてみませんか

ワクチン接種の時間帯に、院内に掲示してある舌下免疫療法について質問をいただくことが少なくないので今日は基礎的な解説をさせていただこうと思います。 舌下免疫療法とは、アレルゲンを含む薬剤を少量から投与することで体を慣らし、アレルギー症状を緩和…

新型コロナワクチンとアナフィラキシーについて 【第3報】

新型コロナワクチン接種後のアナフィラキシーについて、厚労省が発表した8/22までのデータを紹介します。 000830630.pdf (mhlw.go.jp) 期間の延長が前回からの変更点になります。 前回記事は7/11までのデータです また、解説も追記しております。 teammanabe…

ちょっとした取り組み BCG接種

当院では、毎週土曜日の午前診療後にカンファレンスをしておりますが、昨日のカンファの一部を紹介させていただきます。 BCG接種とは、結核に対する予防接種で、当院では生後4~5ヶ月の時に接種することが多いです。左上腕にワクチンの液をたらし、下図のよう…

妊娠中・授乳中の新型コロナワクチンについて

外来診療中に、妊娠中・授乳中のお母様より新型コロナワクチン接種についてご質問をいただくことが時々あります。 妊娠中に新型コロナウイルスに感染し、肺炎を起こした場合、妊婦さんが重症化しやすいだけでなく、お腹の中の赤ちゃんも低酸素血症となってし…

今年のインフルエンザワクチン予約はもう少しお待ちください

今年のインフルエンザワクチンの供給について厚労省より通知が出されました。 https://www.mhlw.go.jp/content/000831140.pdf 供給本数が少ないと報道されていたりもしますが、まあ例年通りですね インフルエンザワクチンの供給本数 https://www.mhlw.go.jp/…

【クリニックの内側】B&W社による電子カルテのインタビュー

当院の電子カルテ「Henry」の製作会社であるB&W社 https://lp.henry-app.jp/ よりインタビューがあり、記事になりましたので紹介させていただきます。 bw-henry.notion.site 実は、開発に携わった慶應義塾大学の先生の診療所をのぞき、当院が1番目の導入だっ…

【アレルギー診療】外来診療にも少し影響が

私は見なかったのですが、日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」の「ひどい肌荒れがまさかの方法で回復」という番組で、明らかな科学的根拠なく、脱ステロイドをすすめるような内容が放送されたようです。 番組を視聴により、多くの健康被害をもたらす可能性…

粉薬が飲めない子もこれでいける!・・・かも?

今日は、今読んでいる本から得た、お子様に粉薬を飲んでもらうワザを紹介したいと思います。 www.yodosha.co.jp 私は、看護師さんのスキルアップも目標としていて、良い本を探しておりました。 この本は、患者さん向けと医師向けの本の中間のレベルでなかな…

【発達支援外来】意外と知られていない特別児童扶養手当

今日は、意外と知られていない「特別児童扶養手当」について解説します。ここ作成依頼が続いたので紹介させていただこうと思います。 特別児童扶養手当とは、20歳未満の障害のある子どもの保護者や養育者へ給付される扶養手当です。障害のある児の、生活の豊…