ちょっとした取り組み BCG接種

当院では、毎週土曜日の午前診療後にカンファレンスをしておりますが、昨日のカンファの一部を紹介させていただきます。

BCG接種とは、結核に対する予防接種で、当院では生後4~5ヶ月の時に接種することが多いです。左上腕にワクチンの液をたらし、下図のような注射針で押していきます。

接種後ワクチンの液でぬれた皮膚を乾かす必要があり、その間に他の人が接種部位に触れないように注意します。乾くのに約10分かかります。他のワクチンよりも患者さんにとって少し大変です。特に年齢の小さいご兄弟がいると神経を使いますよね👶

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https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200404-00171439

より引用

これまで、当院では、BCG接種は、第2診察室で待機→第1診察室の前で待機→

BCG接種→第2診察室で乾くのを待つという流れで実施しておりました。接種後、第2診察室までの移動の時に、お母さんが赤ちゃんを抱っこし、看護師が赤ちゃんの腕を持ち、事務がドアを開け、後で看護師 (あるいはご兄弟が)お母様の荷物を運びと、液が垂れないように気をつかいながら、大名行列のように移動しておりました。昨日のカンファレンスで、私が第2診察室まで移動し接種することを提案しました。これにより、神経を使った大移動がなくなり、お母様の負担は軽減するかと思います。すぐに思いつかず申し訳ありませんでした。

最後に、万が一、液がこぼれて洋服についてしまったり、液をなめてしまった場合は、あわてず、スタッフに声をかけてくださいね

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