もっとお互いのことを知れるといいね

先日、近隣の小学校より、広報誌への投稿の依頼がありました。

私に与えられたテーマは、「支援を要する子について伝えたいこと」でした。今日はその内容を共有させていただきます。なお、読者として保護者の方だけではなく、こども達も想定していますので、学校の広報にはふりがなもついております。

 

みんなには得意なものや苦手なものはあるかな?算数は得意だけど絵を書くのが苦手、運動は得意だけど歌うのが苦手、みんなそれぞれだよね。

 学校には、みんなには分かりにくいものが苦手というお友達もいます。授業中にじっと座っているのが苦手なお友達や先生の話しを聞くのが苦手なお友達。これは、さぼったり、ふざけたりしているのではないのです。失敗したり間違えたりすることがすごくこわいお友達, 授業の予定がかわるなどの変化が苦手なお友達、みんなが気にしないような音や匂いを嫌がるお友達もいます。困ってしまった時は、突然、泣いたり, 大きな声を出したり、教室を出ていったりする時もあるかもしれない。そんな時、近くにいて「こわいな」「いやだな」と思うこともあるかもしれないけど、わざとではなく、お友達も困っていることを分かってあげてね。

 お友達がどんなことが苦手で、反対にどんなことが得意なのか、もっとお互いのことを知れるといいよね。そして、100%は難しいけど、どう工夫すればみんなの「苦手」が軽くなって、みんなが気持ちよく過ごせるか, みんなの「得意」が活かせるかを、クラス全員で一緒に考えられるといいですね。

 

今回は、執筆にあたりスタッフのお子様達にもご協力いただいたのですが、こども達は、「○○さんは鬼ごっこでつかまると騒ぐなぁ」「△△さんは、ちょっと他の子とは違う話し方をするんだな」など思うことはあるけど、そこまで疑問に思うことはないようでした。子供たちはあまり気にしていないのかなと思いました。障害は大人が作っているのかもしれない。インクルーシブなんて本来は狙ってやるものではないのかも。

原稿作成にご協力いただいた

クリニック・コンパスのスタッフの皆様・お子様達

私の後輩のE先生

に深謝いたします。

 

タイトルは私の好きなサザンオールスターズの「ピースとハイライト」よりもらいました😅