2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は、現在、大流行中とニュースでも報道されている、ヘルパンギーナについて 解説させていただきます。 1.原因ウイルスは? エンテロウイルスのなかのコクサッキーA4 (CA4)が多く、次いで、CA6・5・10型が多いと報告されています。毎年6~7月に流行のピー…
子子会社名:株式会社まなべ療育センター 事業所名:児童発達支援事業コンパス 有期契約社員 (社員登用あり):3名 児童指導員, 保育士, 心理士 (公認心理士, 臨床心理士, 臨床発達心理士), 作業療法士, 言語聴覚士 のいずれかの資格を有する方 ※発達支援業務…
会社名:株式会社まなべ療育センター 事業所名:児童発達支援事業コンパス 有期契約社員 (社員登用あり):児童発達支援管理責任者 勤務地:神奈川県海老名市東柏ヶ谷5丁目1番15号2F アクセス:相鉄線さがみ野駅徒歩5~7分 車通勤は要相談 自転車通勤は可能 勤…
現在、RSウイルスやヒトメタニューモウイルスなどこどもに発熱, 咳嗽→喘鳴, 呼吸苦を起こすウイルスが流行しております。 今日は、外来でお母様よりよくいただく質問の1つ「咳が多く呼吸が苦しそうなのですが大丈夫でしょうか?」について、お答えしていきた…
約1週間前より、外来で処方する感冒薬、抗菌薬が出荷調整となっております。 去痰薬:カルボシステインシロップ 鎮咳薬:アスベリンシロップ、ドライシロップ ペニシリン系抗菌薬:クラバモックス, ワイドシリン (小児の中耳炎に使用) など。 A薬局からは「…
5/8より新型コロナウイルス感染症が5類感染症となり、感染時の隔離期間や濃厚接触者への対応などが変わりました。 最近、新型コロナ感染者が増加傾向ですが、欠席期間などについてご質問いただくことが多いので、再投稿させていただきました。 4/27に文部科…
最近、発熱で受診するお子様の増加に伴い、熱性痙攣を起こすお子様が増えています。 通常は、待合室で熱性けいれんを起こすお子様は、月に1人いるかいないかですが、この6月だけで4~5人いらっしゃいます。 今日は、熱性けいれんについて解説させていただきま…
今回で解熱薬ネタはおそらく最後になると思います。「解熱薬使用のデメリットはありますか?」も時々、外来で質問いただきます。 まずは結論ですが、適切な使用をしていればデメリットはありません。辛そうな時には使ってあげましょう。 解熱薬の内服薬は肝…
外来で解熱薬を処方する場面で、解熱薬は座薬と飲み薬はどちらが効きますか?という質問もよくいただきます。まずは結論ですが、飲み薬と座薬に効果の差はありません。使用しやすい剤型で良いでしょう。 小児の解熱薬として一般的な、アセトアミノフェンは、…
今日は、外来でよくご質問いただく、解熱薬を使うタイミングは?にお答えします。 まずは、結論から、体温は数字で出るので気になるかとは思いますが、お子様の状態, 食べる・寝る・遊ぶができているかどうかでご判断ください。 以下、解説 解熱薬は、発熱時…
お子様の発熱で受診したお母様より、時々「熱は上がったり下がったりするものでしょうか?」という質問をいただきます。朝は36度台なのに、夜は39度まで上がるというような病歴です。 答えは、ウイルス感染症は、体温が上がったり下がったりしながら徐々にピ…
蚊にさされることで起こる皮膚炎は、 1) 吸血の際に注入される物質による刺激反応 2) 吸血の際に皮膚に注入される唾液物質によるアレルギー反応 に分けられます。 アレルギー症状には、直後より、かゆみ、膨疹 (ミミズ腫れ)、紅斑(赤み)が出現し、1-2時間…
6/14 (水)に株式会社まなべ療育センターが誕生しました。これから、社労士の先生と採用条件をつめ、近日中に広告媒体での募集を開始します。もう少しお待ちください 現段階で決まっていることは、 ・名称:児童発達支援コンパス ・場所:さがみ野駅南口徒歩5…
先日、HPのお知らせにも掲載しましたが、皆様から緊急性のない医学的な質問や当院へのご要望をいただくために「まなべボックス」を設置しました。 さっそく、貴重なご意見をいただきましたので、内容の紹介と現状についてお話しします。 (いただいた投稿:原…
今日は学校健診で行われている側弯検診についてお話ししていきたいと思います。 1.側弯症とは 側弯症とは、本来まっすぐである脊柱 (背骨) が弯曲する疾患です。その大部分を占めるのが、明らかな原因の分からない特発性側弯症ですが、大部分は思春期で、特…
現在、RSウイルス感染症とともに、外来でみうけられる、ヒトメタニューモウイルス感染症についてです。外来で配布させていただいているプリントの内容を紹介します。 1.ヒトメタニューモウイルスとは? 国立感染症研究所HPより引用 ・RSウイルスのきょうだい…
現在、多彩な感染症が流行しており、小児科外来が混雑する日々が続いております。 今日は、今週になってから毎日1人以上は診断しているRSウイルス感染症について お話させていただきます。 1.RSウイルス (以下RSV) 感染症とは ・乳幼児に肺炎や細気管支炎な…
現在、地域では小児医療が崩壊しております。近隣の小児科は、予約開始から数分で予約が全て埋まってしまいます。当院では、順番制で対応しておりますが、あっという間に30人待ちという状態に陥ってしまいます。 また、入院を要する子の入院調整が難しい日が…
ここ最近、色々な感染症が増えてきました。 新型コロナだけでなく、ウイルス性胃腸炎, RSウイルス. ヒトメタニューモウイルス, アデノウイルス, ヘルパンギーナ, 溶連菌など。 外来でお母様が最も気にすることの1つは、良くなった後の登園の目安です。 厚労…
現在、複数の病原体が同時に流行しており、地域の医療崩壊が起こっております。 6/10の土曜日は朝9時に時点で40人待ちとなりました。 カゼ症状のある方の受診から「受診したほうがよいでしょうか?」という問い合わせが増えております。私としては、こうした…
外来でよくお母様より「おちんちんの皮はむいた方がよいのでしょうか?」という質問をいただきます。 今日はそれにお答えしていきたいと思います。まずは回答ですが、「大部分は思春期以降に自然にむけるようになるので何もする必要はありません。無理にむく…
これまで、2022年3月末に私が講演した「発達支援外来立ち上げのポイント」の内容を何回かに分けて紹介してきました。今日が最後になります。 小児科医が発達支援を立ち上げるにあたりどこまで対応するかの線引きが重要だと思います。ワクチン・健診やカゼを…
再投稿記事ですが、前回からの変更点は下線で示しております。 小児科開業医が児童発達支援外来を行うにあたり大きな問題点が3つあります。 1.診療報酬が低すぎる 2.トレーニングや自信の不足 3.診療時間の確保 です。 発達支援に興味のある小児科の先生方を…
今日は、当院の発達支援外来を受診した方の転帰についてお話します。 診断名についてはあえて割愛させていただいております。 ・対象 2020年4月~2021年8月の期間に当院の発達支援 外来を受診した患者104名 (男児75, 女児29) ・方法 診療録より後方視的に、…
今日は、発達支援外来初診時の困り事についてお話していきたいと思います。 ・対象 2020年4月~2021年8月の期間に当院の発達支援 外来を受診した患者104名 (男児75, 女児29) ・方法 診療録より後方視的に、初診時年齢, 診断, 性別 初診時の困り事, 薬物療法…
それでは、当院の発達支援外来のデータをお示ししていきたいと思います。 データは1回でお示ししたいところですが、時間の確保が難しく、細切れになってしまうことご了承お願い致します。 ・対象 2020年4月~2021年8月の期間に当院の発達支援 外来を受診した…
先日、「運動の不器用さがある子どもへのアプローチ (著者:東恩納拓也) 」を読みました。 発達支援外来では、不器用さに悩む子が多く、この本を手に取ったのですが、一般の方にとっても比較的分かりやすく書かれていたので紹介させていただきたいと思います…
今日は当院の発達支援外来でどのような診療をしているのかお話させていただきます。 まずは、現在の診療体制ですが、名誉院長先生との2診の曜日 (水) に対応しております。1日に12人ほどです。診療時間が入退室まで含めて20分なので、事前にメールで、現在の…
最近、外来が混雑しており、1人あたりの診察のテンポが早いと感じている方もいらっしゃるかもしれません。 できる限りの丁寧な診療は心がけておりますが、外来が混雑していると、なかなか受診理由とは関係のないことや緊急性のなさそうな事を質問しづらいこ…
成長痛とは、幼児や学童が就寝前に激しく膝や下腿を痛がり、それが1時間もしないうちに自然におさまってすやすやと眠りにつく、というエピソードが月に数回あり、それが数年続いて自然に治るという経過を取るものです。 Waltersらの作成した診断基準は、 1.…