5/8より新型コロナウイルス感染症が5類感染症となり、感染時の隔離期間や濃厚接触者への対応などが変わりました。
最近、新型コロナ感染者が増加傾向ですが、欠席期間などについてご質問いただくことが多いので、再投稿させていただきました。
4/27に文部科学省より発表された、学校における方針をもとに、ポイントを解説させていただきます。
20230427-mxt_ope01-000004520_2.pdf (mext.go.jp)
1.発症時の出席停止期間
「発症した日をゼロとし5日間経過かつ症状が軽快した後(症状が軽快した日をゼロとして) 1日経過するまで」となりました。
ところで、症状が軽快した日って少し曖昧で難しいですよね❔「解熱剤を使用せずに解熱し、かつ、呼吸器症状が改善傾向にあること」と記載されています。咳が残っていても、明らかにピークを過ぎていれば登校可能と解釈できますね。
ただし、注意点として、「発症から 10 日を経過するまでは、当該児童生徒に対してマスクの着用を推奨すること」と明記されています。これは、10日間は周囲に感染させるリスクがあるからです。
2.濃厚接触者への対応
同居のご家族が発症した場合でも、症状がなければ登校可能となります。
同じ部活内で飲食をともにした生徒が発症した場合も、数日間欠席をして様子をみる必要がなくなりました。
3.感染が不安で休ませたいと相談があった児童生徒等の出欠の取扱い
学校が流行期で、同居家族に高齢者や基礎疾患がある者がいるなどの事情があって、保護者から感染が不安で休ませたいと相談があった児童生徒について、校長の判断で指導要録上、「出席停止・忌引等の日数」の欄に記入し、欠席とはしないことも可能となります。なお、基礎疾患がある児の場合も、主治医の見解を保護者に確認したうえで、同様の対応となります。
4.その他
・軽い感冒症状 (咳嗽、鼻汁) で一律に登校は制限できません
・発熱や明らかな喉の痛みや咳嗽の悪化がある場合は、無理して登校しないように
周知しましょう。
・本人や保護者の意向に基づかず、児童生徒にコロナ検査を求めることはできません
この方針でどうなるのかやってみないと分かりませんが、感染させるリスクのある状態
で登校となると、特に低学年だとマスクの着用が難しく、さらにワクチン接種率が低いので、周囲への感染拡大のリスクがあるかもしれません。現時点では、小児はほとんど中学生ですが、今後、乳幼児・小学生も増加してくる可能性があると思います。第9波は小児が主戦場となることも覚悟しております。子ども達の健康と日常生活を守れるよう、スタッフ一同、頑張ります!