オーストラリアでは例年よりインフルエンザが流行中という話しを聞いたので、実際にどんなものなのか調べて見ました。
下図は、検査で証明された(迅速検査やPCRで陽性)インフルエンザの推移を示しています。2022年は流行した年よりも圧倒的に立ち上がりが早く、人数も多いですね。なお、2020年、2021年は地べたを這っております。
下図は年齢別の患者数です。小児に多く、5歳未満は732.1/10万人です。
小児ではインフルエンザの感受性者が多いので要注意ですね
(成人は、すでに罹患したり、これまでワクチンを接種してきている)
今の時期の南半球でのインフルエンザの流行状況が、今冬の日本での流行状況を反映するとされています。昨年、一昨年ともにオーストラリアでの流行はなく(地べたをはっていましたね)日本でも流行しませんでした。今年はオーストラリアで例年以上の流行であり、今年こそ、冬にインフルエンザが流行する可能性があると思います。昨年、一昨年は、念のためにという意味合いでインフルエンザワクチン接種をすすめておりましたが(実際に、2022年2, 3月は新型コロナが週50-60人と手一杯で、これに加えてインフルエンザが流行していたらアウトでした。事前に備えておけることがあればすべてやっておく必要がありました) 。今年もインフルエンザワクチンの接種は必要だと思います。