小児科開業医の状況は厳しい

ここ最近、小児科開業医の状況は厳しいという記事を度々目にします。

今日は、10月28日の朝日新聞の記事を紹介します。川崎市高津区で開業している「かたおか小児クリニック」の片岡正先生の記事です。

簡潔にまとめました。

(以下、片岡先生の医院の状況)

小児科受診するお子さんはいまではコロナ前の6~7割の水準に戻っています 。2月末に学校への休業要請が発せられて以降、保育園の休園が相次ぎ、ぴたりとこなくなりました。街の小児科医の診療患者さんの大部分は「カゼ」の患者さんです。休校・休園や手洗い・マスクなどの感染予防策により受診患者数は激減しました。クリニック全体の4~5月の減収幅は半減に近い状態でした。

生き残りをかけて5月にオンライン診療の導入を始めました。慢性疾患で定期的に通院している子で、待合室で熱のある人と一緒になるのが心配という方のために始めました。6月までは利用実績がありましたが、7月以降はゼロとなりました。小児科感染するリスクが少なく、さらに感染しても重症化する例が少ないことが指摘されるようになり、クリニックにより来られない事情がなくなったからです。一方で予約を確定させる際に、支払いのためにクレジットカードを登録したり、保険証の画像をアップロードすることが患者さん側のハードルになっているとも聞きました。

医療機関の立場からすると、赤ちゃんの湿疹はスマホをかざしてもらっても見えないし、当然、ぜんそくのヒューヒュー音も分かりません。そのうえ、受け取る診療報酬もオンライン診療では対面診療と比較してかまり低くなってしまいます。

今冬のインフルエンザの流行期には、発熱したがインフルエンザなのか新型コロナなのかわからず、医者に行くのを悩む患者さんも多く出てくるでしょう。専用アプリを使った問診や指針でだいたいのあたりをつけ、検査や対面診療をするにしても、クリニックでの患者同士の交差感染を防ぐことにつなげたいと思っています。親御さんがコロナに感染して療養している子どもさんをオンラインで経過観察していくことを考えています。(以上)

 

読んでいて当院と状況がすごく似ていると思いました。当院でもオンライン診療は現時点ではデメリットの方が多く一時中止しております。

 

teammanabe.hatenablog.com

 

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 片岡先生の記事の最後の方のような使い方も想定しておりますが、感染拡大状況や患者さんの動向を見ながらの判断になります。

 

新型コロナの影響は5年は続くでしょうし(あるいは新しい生活様式によりもっと?)

これから少子化も進んでいきます。小児科の20%は運営できずに閉院すると予測しております。

当院だけでなく、ほとんどの方が、厳しい状況と思いますので、当面は予防接種や診断書など書類代を値上げはせずに頑張ろうと思います。

 

先日、小児感染症学会に参加申し込みをしたら、参加記念品として、新型コロナウイルスのクリアファイルが届きました!新型コロナに負けてたまるか~ 👊

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