先日、厚労省の専門家会議で、5歳から11歳の子どもへの新型コロナウイルスのワクチン接種が、保護者の「努力義務」になる方針が決まりました。
「オミクロン株対応ワクチン」10月にも接種開始へ 厚生労働省専門部会(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
その後、8月10日に、日本小児科学会からも、これまで「接種の意義はある」だったのが、「接種を推奨する」に変更されました。
新型コロナワクチン~子どもならびに子どもに接する成人への接種に対する考え方~|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp)
背景としては、
1) オミクロン株流行期に入り、小児の死亡例が増加したこと
<死亡例>
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000970173.pdf
https://twitter.com/KnowVPD/status/1556805800848269312 を参考に作成
2) 入院予防効果が報告されていること (論文を読み込む余裕がなくすみません💦目を通したら紹介させていただきます)
3) 重症合併症の一つである小児多系統炎症性症候群の発症を約90%防げること
4) 安全性のデータが蓄積されたこと
等が挙げられています。
なお、当院では約1ヶ月前に5~11歳の新型コロナワクチン接種を「接種する、しないどちらの選択肢もありだと思います」→「接種を推奨します」に変えております。
もちろん、自分のこども達にも接種しております。
入院まではいかなくても、発熱や嘔吐・腹痛でぐったりしている子が多く、今回のオミクロンBA4/5は春先に流行したBA1/2よりも毒性が強くなっております。今回は夏休みのおかげで、子ども達同士の感染経路は遮断されましたが、おそらく9月の第3週頃には第8波が始まる可能性もあります。ワクチンを接種するなら、今がベストのタイミング、と思います 。ご希望の方は、電話あるいは来院でご予約をお願い致します。
電話がつながならいというご意見もいただいており、現在、Web予約ができるよう準備を進めております。しばし、お待ちください。