【発達支援外来の方へのオススメ】本田秀夫先生のQ&A形式の講演

今日は、信州大学の本田秀夫先生の、最近、調布市で行われた講演会のYou tubeを紹介したいと思います。本田先生は、児童精神の分野では、名のある先生です。従来の講義形式と異なり、Q&A形式で面白かったです。質問に対して、私ならどう回答するかなと思いながら視聴していてとても勉強になりました。

 

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当たり前ですが、やはりアセスメントをしっかりしないと始まらないということを再認識しました。質問に対して、「まずはアセスメントですね~」とおっしゃることが多かったです。お子様や当事者の方が、どの程度理解できるのか、どのような状況で問題行動が起こるかなどが大事ですね。印象に残ったのは、「ほめる」が逆効果になることもあるというお話でした。頑張ったり、できた時にだけほめていると、子どもは、保護者の思うとおりに行動したらほめてもらえる、自分の存在は認めてもらえてないのかな、と思ってしまうこともあるようです。お子様の自己肯定感が下がっている時は(もちろんそうでない時でも)、生きていてくれてありがとう~ぐらいの感覚で接しましょうと話されていました。また、思春期以降のケースの相談に対しては、保護者はアドバイスをしない(するとかえってこじれる)、日頃からたわいない話をして良い関係を維持する、と回答していたのが多かったのも印象に残りました。

宿題は百害あって一理なしは名言ですね。確かに、日本国民で「宿題のおかげで今の自分がある」と思っている方は、いないですね・・・😅」

120分があっという間でした。