先日、私の後輩のE先生より勧められた、通級指導教室を舞台にした「みんなが輝くために(著者:梅田真理)」というマンガを読みました。とても内容が充実しており、
1~3巻をあっという間に読んでしまいました。
通級指導教室とは、通常学級に在籍している学校生活に何らかの困難のある児童生徒をサポートする場所で、週に2時間ほど学校の教科学習の授業を抜けて、特別授業を受けにいくところです。
対象となる児童生徒は、学校教育法によると、①言語障害者、②自閉症者(ASD)、③情緒障害者(場面緘黙)、④弱視者、⑤ 難聴者 ⑥学習障害者(LD)、⑦注意欠陥多動性障害者(ADHD) ⑧その他障害のある者、とされています。
指導内容は、ICT機器の利用方法、コミュニケーションの練習・アンガーマネージメントなど、個々に応じた支援が行われます。
近年、文部科学省の調査によると通級指導を要する生徒は特に小学生でこの10年で
2倍以上に増加しております。
このマンガには、文字を読むのが苦手な児童 (発達性読み書き障害:音韻障害), 運動の苦手な男の子 (発達性強調運動障害), コンパスで円を書けない子 (発達性強調運動障害), みんなについて行けない子 (不注意優性型ADHD)など、通常学級に存在すると思われる、困り感を抱えたこども達が登場します。主人公の松平先生の指導により、自尊心の低下した状態からお子様の本来持つ輝きを取り戻していきます!それにしても、支援の内容が本格的で驚きました。こんな先生がたくさんいるといいですね😃 学校の先生方だけでなく、困り感の抱えていない児童や保護者の方にも読んで欲しい内容です。