今日は、最近読んだ不登校関連の本を紹介します。
不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき (集英社新書)
おおたとしまさ (著)
本書では、学校以外の色々なまなびの場所が紹介されています。
居場所, 塾, ホームスクール, オンラインの学校, フリースクール (民営), 校内フリースクール, 私学の校長が結集した修学支援センター, 不登校経験者が集う学校 (星槎, 西濃学園, 岐阜市立草潤中学, 北星学園余市), 通信制高校など多彩な場所がそれぞれの運営者の思いとともに紹介されています。
400頁以上ありましたが、ワクワクしながらあっという間に読み終わりました。
共通していたのは、どの場所でも、こども達が、生き生きとしていることです。 不登校児にとって、どういう形の居場所がベストとかというのはなく、個々の子どもにとって、一番自分らしく、やりたいことを主体的に行動できる場所探しが大事だなと思いました。もちろん、著者のおおたさんが総括していたように、複数の場所を掛け合わせても良いと思います。これからは、地域における学びの場所を全て把握し、コーディネートする相談事業が必要になってくると思います。
お子様の不登校で悩まれている保護者の方には読んでいただきたい1冊です。それにより、変な言い方かもしれませんが、少しでも気が楽になれば幸いです。そして「大丈夫。失敗や回り道があるのも人生」とお子様を信頼してあげられると幸いです。
私は桑田佳祐の「悲しきプロボーラー」という曲のこの歌詞が好きです。
決してガーターを恥じないで
だってストライクがすべてじゃない
人それぞれ
やり直しが利くのも人生さ
桑田佳祐 & The Pin Boys 悲しきプロボウラー 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)