先日、こども発達支援研究さんの「不登校をめぐる課題を考える(講師:平岩幹男先生)」という講演を視聴しました。演者の先生の迷惑にならない範囲で、印象に残った点を紹介していきたいと思います。箇条書きでまとまりなくすみません💦。皆様にとって、得る部分があれば幸いです。
・不登校の定義は年間30日以上の欠席。病気の場合は除く
⇒医療機関で起立性障害などで診断書が作成されることもある。
実際は、発表されているより多い
・R2児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要 (mext.go.jp)
このタイトルをみると、残念ながら、不登校もいじめや犯罪にように問題行動と考えられている(😭)
・教育機会確保法 (2016年) :不登校対策としての法律。フリースクールは指導要録上、欠席扱いにならない。記録をつけていくことが重要。
・2019年11月25日 不登校の援助は学校復帰に限らない。将来の自立に向けての支援へ
(文部科学省)
・現在の学校のテストは100点満点でそこから減点する方式。もしできるところが多くて150点とれたら?伸ばす経験の蓄積があってこそできない部分を伸ばす方向性を見いだす。オリンピックの体操は10点以上出るようになったようですね。
なぜ体操の点数は10点以上が出ているの?: Without Breathing (cocolog-nifty.com)
・不登校の居場所として、フリースクールや放課後デイの他に、メタバース空間という
インターネット上の仮想空間が紹介されていました。
「メタバース登校」 不登校の小中学生の新たな学びの場になるか (nhk.or.jp)
・自宅での学習として、eboard が紹介されていました。1コマ10分強でこども達も集中できます。採用している自治体もあるようです(出席代わりにも?)
・不登校特例校という特別に教育課程を編成している学校は全国で21校
当院の近隣では大和市立引地台中が入っていますね。
「不登校特例校」とは?【知っておきたい教育用語】|みんなの教育技術 (sho.jp)
「不登校特例校」全都道府県・政令市への拡大目指す…柔軟カリキュラム、学びの場確保へ : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)
不登校特例校の設置者一覧 :文部科学省 (mext.go.jp)
・いじめは発見されない。先生からの報告とアンケート調査に乖離
・学校内にいじめは学校に。文書対応の要求も可能
学校外のいじめは警察に。調書が残る。民事訴訟も可能に
子どもが登校しているなら学校を休ませる。学校は登校していればたいしたことない
と考えがち。だから休ませる。弁護士など専門家にも相談を。
・得意なものを作ればそこから世界は広がる
・もし将来やることがみつかればそれを応援することができればそれを応援することができるけど、まずは日々を過ごしていくこと
明日見えるかもしれない景色は、明日にならなければ見えない