児童発達支援事業の立ち上げについて

昨日は、今年の目標として未就学児を対象とした、児童発達支援事業の立ち上げを公表させていただきました。場所は、海老名市内, 開始時期は7,8月頃が目標です。

目的としては、1) 十分な支援, 2) 地域のより多くのお子様に対応していく、です。

現在、発達支援外来を実施しておりますが、パンクしている状態で2ヶ月に1回、20分ほどの診療となっております。主に、保護者の方やお子様の困り事に、応用行動分析を

ベースに、どのようにしていくのかを一緒に考えさせていただいているものの、2ヶ月に1回の外来では、支援としては不十分と感じておりました。多くのお子様は療育には通っておりますが、基礎的なことを理解できていない方が少なくありません。そこで、地域に私の診療を補完できるような療育施設を作りたいと考えました。

また、これまで当院での診療をやむを得ずお断りしていたお子様達にも対応できることを期待しております。

 

私の立ち上げていく療育のコンセプトとしては、

1) 一貫した継続した支援

未就学で支援が終了するところが少なくありません、某社の療育は、小学生以上の部門もありますが、就学前に支援が一旦終了し、小学生の部は新たに申し込まないといけないのですが、5年待ちのようです。このような支援に意味があるのでしょうか?今回は

未就学児を対象とした児童発達支援ですが、今後の展開として、放課後デイ (高校3年まで), 就労支援, グループホームと継続した支援を目指しております (気が早すぎますね😅) 

2) 療育方法は1つのものに決めず、お子様の状態に応じてオーダーメイドで色々な方法

 を組み合わせていく

応用行動分析以外にも、視覚支援, 感覚統合療法, PECS (絵カードコミュニケーション)なども取り入れていきます。小学生以上の部を立ち上げた際はビジョントレーニングも 

3) 医療, 教育や行政との連携

当院以外の医療機関, 各学校や行政とも積極的に連携していきたいです。Webでケースカンファからでしょうか。

4) エビデンスの蓄積

療育をやりっぱなしではなく、定期的に客観的な評価を行い、より有用な支援を模索

していきたいと思います。

 

また、私自身の目標としては、「全ての人がいきいきと生活でき、重度の障害を持つ子が生まれても保護者が自分達の死後を心配しない、そんな社会の土台を生きている間に作る」です。

 

まずは、場所探しと仲間集めからですが、児童発達支援管理責任者の方が必要です。

その後、立ち上げの準備が進んできたら、各専門職の方を募集します。

後日に募集要項を出させていただきますが、転職を考えている児童発達支援管理責任者の方をご存じでしたらご紹介ください。

 

一緒に立ち上げてみたいと思った方、興味をもってくださつた方は下記より連絡を

お願いします (児発管以外の方も大歓迎です)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5ui1Ef_2MbF0EguT1UYahXpdnKBtm7VT0KrymkcFY4EgU_g/viewform?usp=sf_link

 

やることがたくさんですが、頑張るぞ~