受診システムに関するアンケート調査の結果

 年末は、外来とHP上で実施したアンケート調査にご協力いただきありがとうございました。103名の方より回答をいただきました。

 当院は診療方法について、最善の方法を模索中で、

 1) 来院順 (従来通り)     (待ち時間は混み具合により大きく変動します) 

    2) 順番予約制 (他院ではこの方法が最も多いです)

       この方法でもある程度の待ち時間は生じます (周囲の患者さんの病状によっては30分   以上になる可能性があります)。待合が密にならないというメリットはあります。

 3) ハイブリッド予約 (小規模の時間予約制 8人/1時間+来院順)

 カゼ症状ありの時間帯 (9:00~12:30, 16:00~18:00)に 約40人を時間予約制で対応いたします。予約できた時は見通しがたちやすいというメリットがありますが、予約できなかったときの待ち時間が長くなるというデメリットがあります。

 の3つより、1) 希望する診療システムと2) 避けてほしい診療システムを選んでいただきました。

 結果ですが、

希望する診療システムは、3つとも大きな差はありませんでしたが、従来通りの来院順を希望される方が多かったです。

避けて欲しい診療システムは、順番予約制と回答した方が多かったです。

 私の予想では、他院と同様の「順番予約制」と回答する方が多いと考えていたのですが、意外な結果でした。アンケートを配布した時に、患者さんからは「待てば必ず診察してもらえるのがありがたい (他院は一定数で診察予約を打ち切るようです) 」「待つけど好きな時間帯に受診できる」「ジュンバンウオッチを活用している」などの意見をいただきました。

 当面は、現状の来院順をベースに考えて行きたいのですが、課題はたくさんあり、

より良い方法を検討していく必要があります。課題は、

1) Web問診の活用:まだ周知されていないこともありますが、利用率が低いです。すぐにWeb問診の入力ができず、その前に来院予告してから問診票を入力しないといけないことも負担であり、予約と勘違いする方もいらっしゃいます。それならば、すぐに来院し、ジュンバンウオッチの少しでも早い番号をとりたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

2) 順番予約制を希望される方もそれなりにいらっしゃる 

3) 慢性疾患で定期通院をしている方への対応

 

対応案として、私が現在考えていることは、

a) 現状のまま行くなら、来院してからWeb問診をお願いする

 ただし、順番の近い方は紙ベースでお願いする

b) 来院順と順場予約制のハイブリッド

 ただし、発想を逆転し、来院順を優先とする

 順番予約制は待ち時間を少なく対応できるように調整する

 順番予約制の方のみWeb問診

 

ですが、現状ではa) b)の両立はシステム的にできなくなっております。他のスタッフの意見 (冬休みの宿題として出しています)や予約システムの会社に相談しつつ (できる事とできない事がある)ベストな方法を検討し進めて行ければと思います。

 

慢性疾患の方については、オンライン診療の活用をしっかり周知していくことを

考えております。現状では、診療終了後や診療中に時間ができたときとなっておりますが、番号を配布し、診療時間の見通しが立つようにしていきたいと思います。

 

今回のアンケ-トにより皆様のニーズをある程度把握することができました。

今後も色々な事でアンケート調査を実施させていただきますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。