事業所 (コンパス)に求めている事

 今日は、発達支援外来に対応する小児科医として、自分で立ち上げたコンパスを含めたすべての児童発達支援事業所に期待していることをまとめたいと思います。

 

 それは、保護者の方に伴走することです。

 具体的には、保護者の方にも可能な範囲で療育に参加していただき、保護者の方と一緒にお子様の発達の凸凹を共有していきたいと思います。そのうえで、「タイマーを使ったらきりかえができた」「絵カードをイラストではなく実物にしたらスムーズに行動できた」など、家庭でのかかわりに有用なアドバイスができると良いですね。できれば、強化, 消去,プロンプト, プロンプトフェーディング, バックワードチェイニング, 構造化など細かいテクニックもお伝えしていきたいですね。

 また、保護者の方と一緒にお子様の小さな成長を喜んでいただきたいと思います。

 

 保護者の方が、早期より、お子様の凸凹を理解し、適切なかかわりをしていくことで、将来の2次障害を予防できると考えています。

 

 もう1点、保護者の方が安心して相談できる場所としても期待しております。コンパスをたちあげた理由の1つに、私の外来は2~3か月に1回で20分しか確保できず、十分な診療ができていなかったということがあります。ご家族が十分な時間をとって相談できる、家族支援は私の外来の代替として期待しています。

 また、保護者同士が交流を深めるのも良いですね。いつか保護者会の立ち上げにつながればと考えてもいます。

 

 当初は、ABA療育を中心とした個別療育の提供を考えておりました。利用者の方より集団療育のニーズがあったので、スタッフと相談し、今の集団+個別取り出しになってしまいました。しかし、一番大事な魂である、保護者の方に伴走するは変わっておりません。日々、より良い支援を提供できるよう取り組んでおりますので、引き続きよろしくお願い致します。

 

コンパスで一緒に支援したいと思った方は下記よりご応募ください

まなべ療育センター~スタッフ募集

仕事の内容や条件は下記をご参照ください

児童発達支援事業所コンパス さがみ野教室 常勤/非常勤 各1名募集