息子との課外授業:休日のズーラシア攻略法 (2019年5月) 前半

2歳半の頃の息子との記録が見つかりましたので公開します。

今年 (2019年) のゴールデンウィーク (GW)が地獄の10連休だったことは記憶に新しいかと思う。我が家は、行楽地に行っても、混雑しており、また宿の値段も高かったため、自宅で過ごすことを選択した。最初の数日は比較的近い大きな公園にでかけたりしたが、連日それでは、親子ともにストレスがたまってくる。頼みの妻の実家が受け入れ可能なのはGW後半であった。そこで、家庭の平和を守るために、私と2歳半の息子で、5月1日に横浜ズーラシアに出かける事となった。まずは、何時に行くかを考えなければと思い、前日にネットで、時間毎の園の混雑状況を調べてみた。幸い、どの時間帯も大混雑ではなく、安心した。また、GW中の開園時間は、8時半と通常より30分早まることが分かった。おそらく、ズーラシアに何度か行ったことのある人は、開演時間をいちいち調べず、9時からと思うだろうと考え、朝一に行くことにした。

 さて、当日、イヤイヤ期で着替え一つ時間がかかる息子も、動物園に行くと聞いたら、全ての朝の準備に協力してくれ、時間通りに家を出発し、8時25分に現地に到着することができた。開門する前の列に並ぶことができ、約30番目だった。

  毎回同じではあるが、重要なことは、①息子を楽しませること、②時間をできるだけ消費すること、である。前に並んだ人達の動向をみながらどのように園を回るか、シュミレーションした。

 ズーラシアの周り方は、通常であれば、地図の左側の「正門」より回るか (順路)、右側の「北門」より回るか(逆路)の2つに分かれる。

園内マップ||よこはま動物園ズーラシア公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会 (hama-midorinokyokai.or.jp)

この2つの間は園のシャトルバスで移動できる。当初は、すぐにバスで移動し、逆路で回るつもりだったが、多くの人が北門へのシャトルバスへ向かうのをみて、気が変わった。正門から入り、ベビーカーに息子を乗せて、ひたすら走る。ゾウやライオンなど人気者の前も無視して通り過ぎた。息子は「アレ?」という感じではあったが、ベビーカーのスピードを楽しんでいた。「亜寒帯の森(地図の左上)」の中ほどからゆっくり回り始めた。なんとフンボルトペンギン(⑱), ホッキョクグマ(⑳)といった人気者を独り占めすることができた。息子は、そのありがたさを分からず、「パパすごい」の一言もなく、首を振って歩くシロクマを見て興奮していた。その後、「オセアニア草原」のカンガルー(㉔)を見て一緒にジャンプをし、「中央アジアの高地」のテングザル(㉖)の顔を真似しつつ進んでいく。この時点でも、私と息子以外の人は数えるほどしかいない。その後、「日本の山里」ニホンザル(㉞)ツキノワグマ(㉝)を見たかったが、誰一人として、活動していなかった。人と違い、動物は勤勉ではなかったかと、がっかりしながら先をすすんでいく。その後、「アフリカの熱帯雨林で動物園のスーパースターの一角のオカピ(㊶,㊷)を独り占めはできなかったが、すいている状態で見ることができた。息子が突然「オカピ乗りたい~」と叫びだした。「オカピは乗れないのだよ」と諭すが、おさまる気配がない。他の人の視線も感じたため急いで後ろ髪をひかれる思いであったが、先を進むことにした。「アフリカの熱帯雨林」を過ぎ、「サバンナテラス」に着いたとき、10:30であったが、人でごった返していた。その後、「アフリカのサバンナ」サイ(52)を見ようとしたが、人が多く、サイのお尻の一部を見るのが精一杯。そうこうしているうちに、息子は眠ってしまった(11:00頃)。

  ~ 後半へ続く~