2021年の花粉飛散量予想

2020年のスギ花粉飛散量は、前年の夏の日照時間の短かい事より少ないと予測されていましたが、実際に東京都や山梨県では過去10年でも非常に少ない飛散量でした。

2020年の夏は、7月が全国的に天候の悪い日が多く日照時間の短かった事より、例年より少ないことが予測されます。しかし、昨年よりは増加します。

日本気象協会 2021年 春の花粉飛散予測(第2報) ~スギ花粉シーズンのスタートは例年並み 早い所では2月上旬から~ | JWAニュース | 日本気象協会

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各地域の花粉飛散傾向 (日本気象協会HPより)

    
花粉症の症状が1度悪化すると、花粉に対する鼻の反応性・過敏性が亢進し、少ない花粉量でも症状が強く現れるようになります。さらに、症状が悪化してからは薬が効きにくくなります。症状が現れたら早めに受診し対処していきましょう。

また薬物だけでなく、セルフケアも重要です。

・花粉飛散量の多い日は屋外に出ない (外出時はマスクを着用し、メガネをかける)

・帰宅時は衣服や髪を払っててから入室

・洗濯物は外に干さない

(小児アレルギー学会の市民公開講座によると、300万個の花粉がつくようです)

 

当院では舌下免疫療法という、スギ花粉のアレルゲンを毎日舌下に投与し、体を慣らしていくという治療を行っております。シーズン中、症状の辛かった方は気軽にご相談ください。

 

参考資料

Info Allergy (アレルギー協会の機関紙) 2020.December. No.94 より