一昨日に、峰宗太郎先生著の「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」という本を読み終わりました。
新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 (日経プレミアシリーズ) | 峰 宗太郎, 山中 浩之 |本 | 通販 | Amazon
峰宗太郎先生先生は、米国の医療・医学研究機関に所属しており、ウイルス免疫学を専門としております。ウイルスとは何であるのか, ウイルスに薬をどうやって効かせるのか,など仕組みについての研究やそれらを利用したワクチンの開発にかかわっておられます。また、病理診断医としてのバックグラウンドもあり、若い女性の死因に子宮頸がんの多い問題医気づき、子宮頸がんワクチンの普及活動にも取り組んでいらっしゃいます
この本では、ワクチンの話だけでなく、新型コロナウイルスの特徴, 感染経路など一般的な話, 検査 (PCR検査, 抗原検査, 抗体検査), GO TO トラベルについての意見など内容が盛沢山でした。私としては、内容よりも峰先生の考え方が大変興味深かったです。医療従事者は必読と思いますし、一般の方もチャレンジしてみる価値はあると思います。
本の最後で、情報リテラシーについても触れられていました。今の時代、たくさんの情報が手に入りやすい環境にありますが、今回の新型コロナ感染症においても、トンデモ情報が少なくなく、専門家とされている人でも「？」な発言をする方が少なからずおりました。私自身も自分の考え方が違うのかな？とぐらつきかけたこともありました。
峰先生は、「誰がいったか」ではなく、「何を根拠に、何をいったか」、現実のデータと結びついているかどうか, その際に、考え方、解釈の方法が示されているかということが非常に重要と述べておりました。そして、最後に、読者のやるべきことは、峰から聞いたことを本当に丸呑みしていいのと疑問を感じることです、と強烈なパンチが飛んできました👊
このブログもなるべく根拠を示しながら書いておりましが、盲信せず、しっかり吟味しながら読みましょう (笑)
