鎮咳薬や漢方薬の一部の出荷調整中

新型コロナの影響で、診療にも色々な影響が出ております。

約2ヶ月前に、解熱薬が出荷調整中である (現在も)ことを記事にさせていただきました。

 

teammanabe.hatenablog.com

 

先日、ツムラの方がみえ、漢方薬の一部が出荷調整中であるという情報提供がありました。たしか、28種類だったかな。新型コロナウイルス感染症の患者さんに使用したと思われる漢方薬が中心ですね。高熱時の(インフルエンザにも有効)麻黄湯, 咳嗽時の麦門冬湯, 喉の痛い時の桔梗湯は当院でも処方しておりました。

information_20220829.pdf (tsumura.co.jp)

 

さらに、アスベリンという感冒の患者さんに処方されることの多い鎮咳薬も出荷調整中です。先日、近隣のスギ薬局より、「錠剤がありません」と連絡をいただき、フスタゾールを代わりに処方しました。

カロナールに続きメジコン、アスベリンも“限定出荷”:DI Online (nikkeibp.co.jp)

 

漢方がなくても西洋薬で対応できますし、アスベリンなど鎮咳薬は不要という意見もあります(米国小児学会では感冒時の処方として推奨されておりません)。薬がなくても、現在のお子様の病状をしっかり評価し、説明させていただきます。

 

これから外来で感冒薬・漢方薬の処方が厳しくなる可能性があることについて、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

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