医療崩壊

 昨日は、診療までも、診療後もお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。新型コロナウイルス感染症が拡大しており、それを心配して受診される方もたくさんおりました。さらに、手足口病, RSウイルス感染症, ヒトメタニューモウイルス感染症, ウイルス性胃腸炎など様々な感染症が流行していることもその要因だったと思います。連休明けということもありましたが、連休前よりすでにその徴候は見られておりました。

 このような状況にかかわらず、皆様からは「大変ですね」「頑張ってくださいね」という励ましの言葉をいただいたり、「どこも電話がつながらず、診察を受けられるだけでありがたいです」という感謝の言葉や、「ディズニーランド並の待ち時間で笑ってしまいました」とポジティブな言葉をいただきありがとうございました。おかげさまで、スタッフの心が折れることなく、午前外来が14時をこえ、休憩時間ゼロでしたが、乗り切ることができました。そして、不平・不満を言わず、ついてきてくれたスタッフにも感謝いたします。

 急遽、予防接種の時間を1時間後にすらしてくださった方や食物経口負荷試験の日程を変更しださった方も、ご迷惑をおかけしました🙇 

 問い合わせの電話が殺到し、電話対応も十分にできず申し訳ありませんでした。新型コロナウイルス感染拡大期はしばらく、このような状況の続く可能性があります。ご不便をおかけして申し訳ありませんが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 この冬は、インフルエンザの流行も予測され、さらに新型コロナの感染の波がくると、昨日あるいはそれ以上の状況が起こりえます。対応策を考えて行かないといけません。対応策としては、

1.Web問診の導入

(期待できる効果)

事務の受付に要する時間の短縮/患者さんも自宅で落ち着いて問診票を記入できる

2.予防接種のWeb予約の導入(電話や対面でも可)

(期待できる効果)

電話がつながりにくくても予約可能/他の要件での電話がつながりやすくなる 

を考え、早速、資料を請求しております。その他、いくつか考えておりますが、話しが進むまではもう少し非公開にさせてください。

その他、受診人数を制限することを考えました。昨日は、他院は早々と受付を終了しておりました。そっちの方が働き方だけを考えると、スマートなのかもしれません。しかし、患者さんが困ってしまいます。その中には、もしかしたら緊急性のあるお子様もいるかもしれません。実際に、昨日は、普段は他院かかりつけという方もたくさんお見えになりました。今時ではないかもしれませんが、受診を希望される方には、できる限り全て対応させていただきたいと思います。地域の医療を支えるって、こういうことだから。