発達支援外来でおすすめの本の紹介~発達障害の子ものびのび暮らせる生活サポートブック

最近、読んだ本がとてもよかったので紹介したいと思います。なお、私はアフィリエイトはやってなく純粋に良いと思った本をご紹介させていただいております。

発達障害の子ものびのび暮らせる生活サポートブック 幼児編

発達障害の子ものびのび暮らせる生活サポートブック 幼児編 (あんしん子育てすこやか保育ライブラリーspecial) | 安倍陽子, 幸田 栄, 佐々木正美 |本 | 通販 | Amazon

よく私が外来で、自閉スペクトラム症のお子様には、視覚的情報で見通しを立ててあげることが大事とお話させていただいておりますが、その技術が惜しみなく紹介されております(TEACCHという自閉症の療育プログラムの一部です)。着替え,トイレや食事など日常生活だけでなく、園での生活で想定される困りごとまで内容は多岐にわたります。

これは、発達支援外来に通院中の全ての方におすすめしたい本です。10段階で文句なしの10をつけます。

3年前にこの本を精神科の専門機関で働く後輩にすすめられた時は、あまりピンときませんでした。本って一定期間を置いて見返してみることも大事ですね。恥ずかしいことに当時は応用行動分析 (ABA) こそ最良の方法と信じて疑っていなかったからです。今は、ABAだけでは不十分で、TEACCH感覚統合もバランスよく取り入れていくのが大事という考えに変わっております。