You Tube 始めました

クリニックの1人あたりの診療時間ってどうしても限られてしまい、特に混雑時は、パーフェクトに近い診療はほぼ不可能となってしまいます。周囲には「時間には限りがある、しょうがないよ」と言われたものの、ずっと悩んでおりました。

看護師さん達に、アトピー性皮膚炎の軟膏の塗り方の実演, エピペンの使い方の実演、生後2ヶ月の初回予防接種の説明、診察待ちの間の迅速検査、などなど委託する部分を増やしてきましたがまだまだ外来でやりたいことはあります。

そこで、診療を補填する方法として、You Tubeによる動画配信を考え、今年度の目標の1つとしておりました。

昨日、ようやく、初めてのYou tube動画をアップすることができました。

内容は、食物アレルギー症状出現時の対応です。

youtu.be

当院ではアトピー性皮膚炎の乳児例には、賛否両論あるかもしれませんが、離乳食が進む前に、鶏卵, 牛乳, 小麦, 大豆の皮膚テストを実施しております。そして、陽性であった場合には、少量からの接種を具体的にお話ししております。しかし、アレルギー症状にはどんな症状があるのかを具体的に説明する時間が確保できず、抗アレルギー薬を処方しつつ、「アレルギー症状は皮膚症状、咳、嘔吐など。初回は当院の診療の時間帯え。何かあったらすぐ電話して」とぐらいの説明となっておりました。そこで、今回はアレルギー症状出現時の対応をテーマとした動画を作成しました。なお、一般的な説明でエピペン関連のお話は含んでおりません。患者さんの役に立てると嬉しく思います。

 

今後は、色々なテーマで説明動画を作成し、診療の補助にできればと考えております。

例えば、ワクチンの説明, 舌下免疫療法の説明, 感染症の説明・・・あげれば切りがないです。後は、発達支援関連の動画を作成し、初診待機までの期間を有効に使っていただくことも考えております。初回は通常の時間帯に問診票を持参したうえで来院していただき、5分ほどの診察で、簡単なアドバイスと参考動画を紹介し、3ヶ月後の時間をかけた診療までの間に取り組んでいただくというのもありかもしれません。

夢が広がってきますね。

3日坊主にならぬよう、コツコツと頑張っていこうと思います。