算数の教え方の講演で得たこと

先日は、こども発達研究さん主催の講演、こどものつまづきから分かる算数の教え方

(講師:澳塩渚先生)を視聴しました。

算数前の数理解の発達が大事で、大きさが分かる→分類が分かる→高度な仲間分けができる(例.野菜とそれ以外で分類)→数の順序がわかる→全部でいくつか分かる→数えることができる、の順に発達していきます。初期は数の学習と言葉の学習がつながっていますね。就学してすぐにつまづいた子はその辺の丁寧なアセスメントからが大事かと思います。また、小学校での各学年のつまづきポイントの解説がありました。例えば小学3年生では、コンパスや定規など道具の工夫について紹介がありました。2,3ヶ月前から使い慣れるのがベターなようです。また、各学年共通ですが、お金, ペットボトル飲料, 羊羹など日常生活と結びつけると理解しやすいというのがポイントです(ここでは詳細を紹介するのはマナー違反なので、興味のある方は外来でね) 

 

開業医の立場で、勉強について、アプローチしても時間をかけられず中途半端になってしまうのが悩みですが、お母様に簡単な情報だけでも提供させていただくだけでも意義はあると考えております。引き続き、色々な内容の講演会での勉強は続けていきたいと思います。

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