【当院のデータ】現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴 (第3報)

今日は、在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴 (第3報) です。

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研究に使用しても良いと同意をいただいた方の、現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴をお話ししたいと思います。個人情報の特定につながらぬよう、ざっくりとした形になってしまうことご了解お願い致します。まだ、症例数が前回の70例から280例に増えましたが、2022年1月17日~3月14日の期間における、1クリニックのまとめになりますので、全体像を正確に反映できていない可能性があること、ご了承のほどお願い致します。

 

前回のまとめは、以下よりご確認ください。

 

teammanabe.hatenablog.com

 

まずは、年齢層です。

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先日も、記事にしましたが、5歳未満の方が増加してきております。

 

次に、症状ですが、当院で対応した方で、入院を要した方は今のところおりません。

280例、全てが「軽症」です。熱性痙攣やクループが多いという報告もありますが、当院ではまだ1例も経験しておりません。野生株やデルタ株と比較してという意味なのかあるいは入院例に限定してということなのでしょうか。

 

さて、各症状の頻度 (咽頭痛,関節痛,頭痛や味覚・嗅覚障害は5歳以上で集計) ですが、大きな変化はありません。1点だけ、前回は味覚・嗅覚障害が10%近くありましたが、今回は約4%まで低下しております。

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                           (縦軸の単位が%となっております)

発熱期間ですが、

77%が2日以内に解熱しております。

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                      (縦軸は例数)

 

引き続き、色々な観点から分析し、皆様と共有出来ればと思います。