弱みは見方によっては強みになる、でもきたえても強みにはならない

先日、録画しておいた、11/14に放送された、林修先生の耳学問という番組を視聴しました。もともと林先生は大好きで、今やる人になる40の習慣という本も読みました。

https://ranking.goo.ne.jp/select/5424

この番組の存在は、まなピタネットHome | manapita (jimdosite.com) で一緒のえびなエールの会さんのブログで知りました。【林先生の初耳学(森岡毅さんインタビュー)】 | えびなエールの会 (ameblo.jp)

それを読んだ数日後に、妻から私が見るとよい、録画した番組があると言われたのが、この番組でした。これは見るしかないと11/27の朝に見ました。

内容は、数々の企業の再建を手掛けたマーケター 森岡さんに林先生がインタビューするものです。

いくつか心に残ったものを紹介します。

世の中には変えられないもの (=定数) と変えられるもの (=変数) の2つしかない

弱みは見方によっては強みになる

 山のホテルを再建したときは、山しかないがそれは変えられない(=定数) を、山が あると捉え、ワクワクするアトラクションを作り(=変数) 再建

   古くなった遊園地も古い(=定数) は変えられない、そこで昭和時代の商店街を再現し

 (=変数) 逆に古さを売りにした。

 ・弱みが強みになることはない

 なすびはなすびにしかなれない、きゅうりやタマネギにはなれない

 それなら立派ななすびになりなさい

 弱みを鍛えるのは、動かない定数にいつまでのチャレンジしていることである

その人の、成果・結果・プラスの影響はその人の強みからしか出ていない

 会社はその人の成果に対してお金を払っている=強みに対してお金を払っている

 しかし、多くの人は変えられない定数(=弱点) に時間を割いてしまっている。

 強みを徹底的に磨くのが成功への近道 

でも得意なことがないと言われたら?

 得意なことがないのではなく、得意なことを分かっていない可能性がある

    動詞がポイント

  例1. 「カバン」が好き→「カバンに関わる仕事」ではなくて

          カバンを「デザインするのが好き」だと動詞になる

     その中に自分の属性的な強みが入っている

          デザインセンスかもしれないしクリエイティビティーかも        

   →プロとして食べていける特徴に繋がる

例2. 「サッカーが好き」→「サッカー選手」ではない

  「サッカーの作戦を考える」のが好き

   自分の強みは「分析能力」かもしれないし、「リーダーの要素」かもしれない

 

森岡さん国語がとても苦手で、幼い頃は逆さ文字になってしまい先生に注意されたこともあったようです。いくら頑張っても国語の成績はそれほど伸びず (=定数) 、得意の数学 (=変数)  の勉強を頑張った。数学により問題にたどり着くために論理的に考えるのが好き (=動詞)→戦略家となりました。

 

失敗しない人生が一番に大失敗

 最後に、森岡さんは神戸大震災で知人の死を体験し、人はいつ死ぬかわからないことを悟った。自分に生きた証を残せるかは分からないが、後悔しないよう、1日1日を生きていきたい、と最後に語っていました。

 

とてもよい番組で30分しかなかったのがもったいない。2人の話を2時間は聞いていたかったなぁ。

番組を見て、私は、しょうぼうじどうしゃじぷたという絵本を思い出しました。しょうぼうじどうしゃじぷた|絵本ナビ : 渡辺 茂男,山本 忠敬 みんなの声・通販 (ehonnavi.net)

主人公のじぶたはジープを改良した消防車。ハシゴ車ののっぽ君のような高いところにいる人を救助するハシゴはない、高圧車ぱんぷ君のような立派な車体もない、救急車のいちもくさんのようにかっこうよくない。いつも大きな火事の時に呼ばれるのはこの3人ばかりで、待ちの子ども達の人気も当然この3人(台) 。自分がみじめで悲しい気持ちで過ごしていました。そんなある日、山小屋で火事が起こりました。山小屋の火事だからハシゴは違うし、山道で車体の大きいぱんぷ君は通れないし、そこで、じぶたに白羽の矢が立ちました。じぷたは見事に救出し新聞でも取り上げられます。

ジープなのは変えられない定数であり弱み、長いハシゴやポンプを装備することなんてできない、その代わり、どこにでも救助にいける身軽さは変数であり、彼にしかない強みですね。

 

私自身、国公立大学の医学部を卒業している先生方と比較すると、理解力などポテンシャルは高くありません。また、IT技術, 統計学, 英語なども得意でない。つまり自分に取り柄がなく悩んだ時期もありました。でも振り返ってみると、患者さんのためにを原動力に色々なことを立ち上げてきました足柄上病院では、アレルギー外来と食物経口負荷試験を立ち上げました。アレルギー外来は立ち上げて2年目にはパンクし、食物経口負荷試験は、4年目には関東でも5番手以内に入るぐらいの件数を実施するようになった。常にガラガラだつた小児科病棟の稼働率も著明に改善しました。相模原病院では、アレルギーでは大きな実績を残せませんでしたが、児童虐待委員会の立ち上げ、など他の分野で貢献できたかなと思います。私の強みは立ち上げる力 (もちろん周囲の助けがあってのものです)かなと思っています。また、相模原を退職する前に、恩師の海老澤先生よりかけていただいた言葉「slow&steady成長はゆっくりだが、確実に成長し続けている、あまりかっこよくありませんがこれも自分に強みと思って大事にしていきたいと思います。

私は、「全ての人がいきいきと生活でき、重度の障害を持つ子が生まれても保護者が自分達の死後を心配しない、そんな社会の土台を生きている間に作る」を自分の人生目標に掲げ、twitterのprofileにも記載しております。

https://twitter.com/teammanabeped

達成できるかどうかは分からない、しかし、数学は苦手でしたが医学論文作成で磨いた論理的思考力と強みである、立ち上げる力と成長し続ける力を発揮し、動いていきたいと思います。後で後悔しないように1日1日を過ごしていきたいと思います。