早生まれは不利? 【学業編】

1/10の朝日新聞のEduAという教育情報誌に「早生まれに負けない子育て」が特集されていました。とても興味不快内容でしたので、3回に分けて共有させていただきます。

結論から申し上げると、労働経済学者の山崎慎太郎氏によると、早生まれの不利は長く続きます高校の偏差値の平均でも差が出ております。また、早生まれの方が、30~34歳の所得が4%低いという結果も出ております。

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山口, 他.Month-of-birth effcts on skills and skills formation, 2020より引用し改変

しかし、学業など認知能力の差は、長く残るものの、学年が上がるにつれて、同学年内での早生まれと遅生まれの差は小さくなっていきます。数は国語の得点差を示したグラフです。両方向の矢印の高さが、4月生まれと翌年3月生まれの得点差を示していますが、小学校4年時(紺色の矢印) と比して、中学校3年時 (緑色の矢印)には低く(=差は小さく)なっています。算数, 数学や英語でも傾向は同じだったようです。

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山口, 他.Month-of-birth effcts on skills and skills formation, 2020より引用し改変

では、この差を埋めるためには、塾や公文などに通わせればいいのでしょうか?

それよりは、学業とは異なる、非認知能力を育むことが大事です。

明日に続く・・・・。