ゲーム依存症について~ゲーム用語を知ろう

11月20日まで配信されていた、日本児童青年精神医学会でゲーム依存症について学びました。そこで学んだ内容を複数回に分けて紹介します。記事というよりは、ほぼ私のメモ状態ですが・・・。

 

FORTNITEという人気ゲームを題材に発表がありました。

フォートナイト (ゲーム) - Wikipedia

このゲームは、バトルロワイヤルゲームで、2020年4月に登録プレイヤー数3億5000万人, 総プレイ時間が32億時間を超えました。プレイ自体は無料ですが、様々な課金の誘惑があります。

講師の先生からは色々な用語と問題点への対応を教わりました。

スキンゲーム中に操作するキャラクター。コスチュームともいう。おしゃれな洋服を着て、かっこいい靴をはいて・・・というようなものです。友達に、「お前のスキン」かっこいいと言われると優越感にひたれます。

スキンを得るにはお金が必要です。課金にはルール作りが重要です。原則として、

1) 課金は求められていてから応じていては遅い(課金要素のないオンラインゲームは存在しない。子どもにオンラインゲーム=課金ゲームということ)2) ルール作りをこどもと一緒にする共同作業という過程が重要 3) ルール範囲内であれば課金は鉛筆や筆箱など日用必需品と同様に買ってあげてもよい。

 

・ゲーム実況

様々なyou tuber達が実際にゲームをしながら技や攻略法を披露してくれる。今のこども達はそれを見て研究し、実際にゲームを攻略し満足感を得ている。私の感覚では、自力で攻略するのが楽しいのですが・・・

 

・エモート

キャラクターを笑わせたり躍らせたりすることで自身の感情 (エモーション)を表現するもの。絵文字のようなもの。他のプレイヤーと感情や意気込みを共有するコミュニケーションツールの1つ。

 

・ボイチャ

ボイスチャットのこと。switchに内蔵されている。最大50名まで可能で、ゲームの集団戦には欠かせない。ポイントは、1) 誰と話しているのか (リアルの友人?, ネットで知り合った人?)2) リスク管理できているか(知らない人とのチャットでは名前や学校など個人情報は言わない)。同時に、ボイチャデビューする前に、リスクやルールを話し合う、小学校低~中学年ぐらいから親の管理下で開始, 実際に起きたトラブルをこどもと共有することが、重要です。

 

・フレ:フレンドのこと

・イン:ログインのこと

・野良る、野良で参加する:知らない人同士でチームを組んで参加すること

・クリエイティブモード

自分でフィールドを作成ができるモード。1人で黙々と練習することができる。

プログラミング技術を使うことがあり、どこまでも細かくできる。

・スクワットモード

4人1組のチームで100人のバトルロワイヤルに参加するモード。

・ビクロイ

スクワットモードの優勝チームに贈られる、ビクトリーロアイアル

 

このゲームは、プレイヤーが集まらないと開始できない。また、自分のチームが全滅するか、優勝しないと終わらない。自分のプレイヤーが倒されても、仲間の戦い最後まで見届けないといけない。つまり、始まりも終わりも分からない。当然、保護者に「そろそろやめなさい」と言われても、やめるわけにはいかない。野球などの集団競技中に、突然帰るようなものだから・・・。親に対しては「ちょっと待って」を繰り返さざるを得ない。

 

(コメント)

子どものゲーム問題に対応するには、保護者もゲームについて知っておく必要があると思いました。余談ですが、先日、高学年の不登校の子が「話すことなんてない」と言っておりましたが、ここで学んだ用語を使って、色々インタビューしたら5分後には身を乗り出して話してくれました✌