3歳児にやるべきことを楽しくさせる技

お子様の朝の用意が進まなくて、イライラすることがあると思います。「着替えなさい」といっても、聞こえていない感じで、レゴで遊んでいたりなど・・・。

最近、私はケロポンズの「うそ?ほんと?」を使っています。

https://www.youtube.com/watch?v=A2JZozYJgt0&list=PLIrKjQuTBMKwK6bAoxUgmq64fE7_hlszb&index=14&app=desktop

 

それはうそ?それともほんと?

それはほんと?それともうそ?

曹操(息子のあだ名。三国志の英雄)は、朝ごはんの前に手を洗う(手を洗わない)

うど?ほんと?うそ?ほんと?

と私が歌うと、

息子は「ほんと~(うそ~)」と答え、急いで手を洗いにいきます。

ズボンを履くなど、色々な事に威力を発揮しています。

 

息子としては、今は遊びたい、その気持ちを利用し、一緒に遊びながら、

支度を進めていけばいいと考えました。いつまで、ブームが続くかはわかりませんが、その時は、新しい方法を考えるまでです。よかったら試してみて、その結果を教えてくださいね。

新聞記事の紹介:学校が新型コロナウイルス感染拡大の要因ではない

9/5 (土)の朝日新聞の記事より。文部科学省は、全国の小中高, 特別支援学校で6~8月、新型コロナウイルスに感染した児童生徒が1166人確認され、校内感染は15%であったと発表した。小中に限ると4%で、学校外に感染が大きく広がった事例はないといい、「学校は地域の感染を拡大する要因にはなっていない」と強調した。

感染者1166人のうち症状があったのは556人 (48%)感染経路は、家庭内感染が655人 (56%), 学校内感染は180人(15%) (小学校9名, 中学生18人, 高校153人) であった。

同じ学校で複数の感染者が確認されたのは68件, うち5人以上確認されたのは18件で、部活動関連は9件であった。

 

(コメント)

学校内での感染を心配し、受診する方が少なくありませんが、同居家族の2週間以内の体調の確認が一番重要と思います。小児は感染しずらい傾向があるのと、各学校で感染対策を頑張っている成果ではないでしょうか。高校生の数は島根県の寮で集団感染した立正大学淞南高校が大きく引き上げており、通常の学校生活における感染リスクは実際はもっと低いと思います。ただし、部活動や寮生活では注意が必要ですね。更衣室では密にならないよう注意しましょう。また、少しの体調不良でも部活を休みやすい雰囲気づくりも大切だと思います(今は違うと思いますが、昨年は、少し体調悪いぐらいでは部活はやすめないという話を耳にすることが多かったです)

今週もやる事たくさん

昨日は、天候の事もあり、家でゴロゴロしていました。

息子は午前のスイミングから帰宅後、3時間以上も昼寝をしました。普段、幼稚園+習い事をこなしているから疲れがたまったのでしょう。よく頑張っているなと、寝顔を見ているうちに、気づいたら一家全員で昼寝をしていました・・・。

今週もやる事がたくさん。

実現できるかどうかはこれから次第ですが、クリニックIT化に向けて動いています。

今週も昼休みを利用して、3社の電子カルテの説明を受けます。

また、新型コロナ対策の準備が進行中です。土曜日に朝日新聞の1面に掲載されましたが、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行をにらみ、おそらく10月より、発熱時はかかりつけ医に相談を、になります。当院では、現時点では、新型コロナのPCRや抗原検査は実施しておりません。風評被害のリスクなどがあり、慎重に検討しているところです。しかし、やると決めたらすぐに動けるよう、準備は水面下で進めております。もし、検査を行うことになっても、当院が検査可能機関かどうかは、「非公表」にする予定です 。

今週は、今年園医になった、「さがみ野保育園」での初健診があります。新しい保育園で入るのも初めてで、楽しみです。

今週も、やる事たくさん、1歩ずつ着実に前進していきます。

 

論文紹介:新型コロナウイルス有症状者と無症状者のウイルス排出量の比較 from 韓国

Clinical Course and Molecular Viral Shedding Among Asymptomatic and Symptomatic Patients With SARS-CoV-2 Infection in a Community Treatment Center in the Republic of Korea

Seungjae Lee, et al.

JAMA Intern Med. 2020 Aug 6;e203862.

 

(とりあえずここだけ読もう、わかりやすいように端折っていますが・・・)

新型コロナウイルス陽性例のうち無症状者の経過を追い、有症状者とのウイルス量を比較検討した論文です。無症状者のうち約20%が、後に症状が出現しました。ウイルス量は、無症状者も有症状者と同程度で、PCR陰性化までの日数も同程度でした。また、エンベロープというウイルスの表面を覆う部分の遺伝子、については、無症状者の方が、ウイルス量の減少が緩やかでした。以上より、著者らは、無症状者も有症状者と、同じぐらいの量と期間、ウイルスを排出するので、感染拡大防止には、無症状であっても、隔離が必要と結論づけています。

個人的には、無症状者がどれくらい感染力を有するのか検証が必要と思います。

 

(以下は、少し詳しく)

場所:韓国

期間:2020年3月6日~26日

目的:有症状者と無症状者の新型コロナウイルスの排出量を比較する

対象新型コロナウイルス感染症と診断され、隔離された303名

   年齢中央値は25歳で201名 (66.3%)が女性

           13名 (3.9%)が合併症 (高血圧10名, 腫瘍1名, 喘息1名)

方法:毎日症状と体温をモニタリング

   隔離後、8, 9, 15, 16日の鼻咽頭と喀痰のRT-PCRを実施 (+医師の裁量で追加)

           陰転化の定義は鼻咽頭と喀痰のPCRがいずれも陰性

          有症状者と無症状者の新型コロナウイルスの排出量(RT-PCRのCt値)を比較

結果:1.303名のうち、110名 (36.3%)が隔離時には無症状であった。2.この110名のうち21名 (19.1%)に後に症状が出現した。3. 後に症状が出現した患者の、診断から症状が出現するまでの中央値は15日であった。4.有症状者と無症状者のウイルス量は同等であった。4.無症状者と有症状者のウイルス陰転化までの日数は、無症状者17日 、有症状者19.5日で有意差を認めなかった。5. 下気道の新型コロナのエンベロープ遺伝子 (ウイルスの表面を覆う膜)は、無症状者の方が、ウイルス量の減少が緩やかであった。

 

 

クリニック内での出来事

その1

次の患者さんの名前を呼ぼうとしたら、ちょうど、その方が隣にいたお母さんと会話をはじめたところだった。2人とも、比較的最近この地域に転入してきた方で、同じぐらいの月齢の赤ちゃんを抱っこしていた。その時、クリニックはガラガラであり、2人の会話が途切れたのを確認後にお呼びした。

その2

ある元気なお子様がクリニック内で活発に動き回っていたところ、他のお母様より、「私が注意しましょうか」と受付に申し出があった。当院では、お母様が、クリニックにいる時ぐらいはリラックスできるよう、看護師が見守るという条件で、度が過ぎない程度に自由にさせておりました。でも、このご時世なので、考えないといけないですね。

その3

クリニックにスタッフ用の感染対策の貼り紙を追加しました。いくらマスクをしていても、電話もカラオケに近いので、神経質かもしれませんが、使用後は消毒することとしました。

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減量大作戦の成果は?

夕食を抜く(時々少量を摂取、休日は摂取)という方法の減量法を始めて1カ月が過ぎた。最初は、休日明けに体重が戻るという現象が続いていたが、心を鬼にして夕食を減らしたら、ここ最近ようやく効果が出てきたかもしれない。開始前77.6Kgから昨日は

76.0Kg。油断はできませんが、悪くないペースだと思います。

 

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昨日は、午前中は、最後のvisionレーニングオンライン講座。これから復習して、スタッフに理論の説明、治療の流れを説明し、検査できるように体制を整えていかなければいけません。色々とやる事が多く (それを言い訳にしてはいけないが)年内が目標かな。その後は、実施に治療にあたり、レポートを作成し、それが認められればインストラクターの資格が取れます。資格取得に協力してくださる方は、1名限定で無料での実施を考えております。

午後は、14時からクリニックで電子カルテのデモ。自由参加にも関わらず、2名参加してくださり、嬉しかったです。これからいくつかの会社のデモを経て、検討していきます。当院もIT化していきますよ~。

その後は、とれた奥歯を治療に17時15分から歯医者へ。もともと歯ぎしりも多く、それも影響しているのではないかということで、マウスピースを作ることになりました。

 

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夜は、息子が昼寝をしたためか、夜更かしをして大変でした。散らかす、片づけるの

生産性のないループが続きました😭 共感してくださる方は多いのではないでしょうか。今日も元気に頑張ります。

新聞記事より:特別支援学校 開校相次ぐ

朝日新聞の8/24の記事によると、特別支援学校が2018年度以降の3年間で全国に17件開校し、さらに今後全国で36校の新設計画があるという。

文部科学省によると、全国の小中高に通う児童生徒数は、1985年度の2226万人をピークに昨年度は1280万人にまで減少し、学校も約4万2千校から3万5000校に減った (20%減)。その一方で、支援学校 (知的障害, 肢体不自由, 聴覚障害などを有する児)に通う通う子供は2009年度に11万7千人だったのが、昨年度は14万4千人と急増し、学校が1030校→1146校と増加した。2013年に学校教育法が改正され、障害のある子とない子がともに学ぶ「インクルーシブ教育」を進め、通常校か支援学校かを決める際に保護者の意見が反映されるようになった。子供の特性に合わせた、より専門的な教育に期待する保護者が増え、特別支援学校を選択する方が増えたと推定されている。

新聞では、通常校の中にある、支援学級 (知的障害なしだが発達特性を有する児, 知的障害が軽度の児が中心)でもっと対応できる体制を作ることが重要と書かれていたが、

支援学級で学ぶ子どもも、この10年間で倍増している。

以上が新聞記事であるが、私の診療エリアや相模原市では驚くべき状況が起こっている。市の職員達がインクルーシブの意味を取り違えているのか、特別支援学校での専門的な教育の方が成長が期待できる、重度知的障害の子が、某市では支援級に在籍するケースが目立つ。保護者が何も言わないと、そのまま通常校の支援級に決まってしまうのである。また、意識のあまり高くない保護者の方は 、定型発達の児との交流があった方がよいと考えるのかもしれない。しかし、現状は、心の通った交流ではなく、形だけのインクルーシブになっていることが少なくない。重度の子にとって、支援級に行くことはその子のためには全くならない可能性がある。さらに、支援級の担任の先生は、支援教育の専門ではない先生も少なくない(希望して担当しているとは限らない)。重度の子が1人在籍していると、他児のケアが難しくなるだろう。

また、普通級に在籍しているものの、勉強についていけず、苦しんでいる子も少なくない。そのストレスで頭痛や腹痛が出現しSOSを出しているのだが周囲にどれぐらい気づいてもらえているのか?小学校3~4年で1桁の足し算を指を使って計算する子もいる。

学校では、多動やコミュニケーション上の問題がないという理由で、支援級を考えてくれる気配が全くない。このように、子ども達みんなが、適正な場所で、勉強できない状況が、教育現場では当たり前になっていると思われる。

この状況を改善するには、第1に、入学前のアセスメントをしっかり行うことである。

主治医や園・療育施設からもその子に合った進路をしっかりすすめていただきたい。

ある地域ではTASPという、保育士が簡単につけられる質問票で普通学級か支援学級かの判断材料としている。第2に入学後も定期的にこども達の行動面とアセスメントをしっかり行うことである。定期的に行動や学習についてアセスメントし、学校生活に困難を抱える子に対して、早めに介入していくことがのぞまれる。第3にマンパワーの確保である。支援教育専門の教員を急に増やすのは難しいだろう。教員でなくても療育経験のある人を、療育機関から助っ人として学校に派遣してもるのはどうであろうか。

開業医として、どのように行政・教育と連携していくかを常に模索していまう。今は

情報提供とお願いしたい配慮を手紙にするぐらいしかできていないが、定期的なカンファレンスの開催を実現したいなと思っています。