新聞記事の紹介:学校が新型コロナウイルス感染拡大の要因ではない

9/5 (土)の朝日新聞の記事より。文部科学省は、全国の小中高, 特別支援学校で6~8月、新型コロナウイルスに感染した児童生徒が1166人確認され、校内感染は15%であったと発表した。小中に限ると4%で、学校外に感染が大きく広がった事例はないといい、「学校は地域の感染を拡大する要因にはなっていない」と強調した。

感染者1166人のうち症状があったのは556人 (48%)感染経路は、家庭内感染が655人 (56%), 学校内感染は180人(15%) (小学校9名, 中学生18人, 高校153人) であった。

同じ学校で複数の感染者が確認されたのは68件, うち5人以上確認されたのは18件で、部活動関連は9件であった。

 

(コメント)

学校内での感染を心配し、受診する方が少なくありませんが、同居家族の2週間以内の体調の確認が一番重要と思います。小児は感染しずらい傾向があるのと、各学校で感染対策を頑張っている成果ではないでしょうか。高校生の数は島根県の寮で集団感染した立正大学淞南高校が大きく引き上げており、通常の学校生活における感染リスクは実際はもっと低いと思います。ただし、部活動や寮生活では注意が必要ですね。更衣室では密にならないよう注意しましょう。また、少しの体調不良でも部活を休みやすい雰囲気づくりも大切だと思います(今は違うと思いますが、昨年は、少し体調悪いぐらいでは部活はやすめないという話を耳にすることが多かったです)