ワクチン接種2日目&国立感染症研究所からのワクチンの有効性に関する報告

昨日は、自宅でゆっくりと過ごしました。日中は、前回と比較し、痛みはそれほどなかったのですが、常に眠い状態でした(朝、4時台より活動している影響もあると思いますが・・)。しかし、夜間はまた痛みで覚醒し、ロキソニンを追加で内服しました。接種前に市販薬でも良いので鎮静薬は準備しておいたほうが良いと思います。

国立感染症研究所より国内でのワクチンの有効性の報告が出ました。

感染症危機管理研究センター (niid.go.jp)

結論ですが、1回目接種日から12日前後を境にCOVID-19の発生が減少する傾向がみられました。とにかく、少しでも早く多くの人が初回接種を終えた状態でいることが必要ですね。

 

余力のある人は上のリンクか下記を(可能な範囲で簡潔にまとめました)

以下、ざっくりした概要です。解析対象は、2/17~4/11までの期間に新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した医療従事者としています (この期間の接種は医療従事者のみ)。V-SYSという、ワクチンの在庫や発注量、接種実績を一元的に管理し、予防接種実施医療機関に分配されたワクチンが接種された実績(接種日、接種回数)が記録されている情報システムで接種人数を把握し、HER-SYSというCOVID-19患者の発生届出システム(ワクチン接種歴の情報あり)で経過を追っています。なお、V-SYSには、年齢・性別などの基本情報を入力する欄はなく、接種者1人1人の経過を追えているわけではなく、仮想とされています。

以下、結果です

・医療従事者1,101,698人に対して1回目の新型コロナワクチン接種が実施され、このうち4月30日の時点で2回目の接種終了者は1,042,998人(94.7%)

・4月30日までにHER-SYSに登録され、少なくとも1回のワクチン接種歴が記録されているCOVID-19症例は281例。このうち、ワクチン接種後28日以内に診断された症例は256例(91.1%)であった。症例は女性および20-40歳代が約7割を占めていた.

(医療従事者のなかでも看護師は割合が多く、かつ患者と接する機会が多く、感染のリスクが高いからですね)

2回目の接種後に診断された症例は全体の16.7%で、このうち無症状例が占める割合は40.7%であり、1回目の接種後に診断された症例に占める報告時無症状例の割合(20.0%)より高い傾向にあった。

1回目接種日から12日前後を境にCOVID-19の発生が減少する傾向がみられた。接種日からの期間ごとのCOVID-19報告率は、接種後0-13日が1.26/10万人日、14-20日が0.53/10万人日、21-27日が0.49症例/10万人日、28日以降が0.18/10万人日であった。接種後0-13日の報告率と比較したときの報告率比は、14-20日が0.42、21-27日が0.39、28日以降が0.14であった。