新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症対応の手引き

日本感染症学会・日本救急医学会・日本臨床救急医学会・日本呼吸器学会の4学会で構成された、ワーキンググループより、医療従事者向けに、「新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症対応の手引き」が発表されました。国内外の論文2,736件の情報を抽出し、内容を吟味し、作成されました。

http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=168

Qustionとそれに対応するAnswerという形で記載されています。

一般の方にとってわかりやすいものを抜粋しました

(内容が変わらない程度に一部改変)

 

Q1. 熱中症を予防する上でのマスク着用の注意点は何か?
A マスクを着用する際は、長期間(1 時間以上)の運動を避けることが望ましい。

 

(解説)

 安静時のサージカルマスク30分の着用では、口腔内, 鼓膜温は上昇しなかったようです(N95マスクは上昇)。しかし、5.6km/hrの速度で1時間トレッドミルを行った場合(ジムにあるランニングマシーン)、マスク内の顔面温度が1.76度上昇していたようです。

 

Q2. 新型コロナの予防で「密閉」空間にしないようにしながら、熱中症を予防するためには、どのようにエアコンを用いるべきか?
A 換気により室内温度が高くなるため、エアコンの温度設定を下げるなどの調整を行い、熱中症対策と 新型コロナ対策を両立することが望ましい

 

(解説)

エアコンが熱中症予防に有効であるといえるが、熱中症の発生予防に有効な室温設定は特定できていません。新型コロナに対する感染対策として、こまめな換気が必要であるが、どの程度の換気が適切で、その場合換気することで室温がどの程度上昇するのかを示した明確なものはありません。エアコンの温度設定を下げるなどの調整をして、温度設定をこまめに行うことが望ましいと思われます。

 

当たり前のことばかりだね、と思うかもしれませんが、きちんとした根拠に基づいていることが重要です。

マスクとフェイスシールドをしていると、給水するのが面倒なので、以前よりもペットボトルのお茶の減りが遅くなってしまいました。脱水にならないよう、気を付けなければ・・。

 母校、鎌倉学園は悪夢のコールド負けでした。受験モードになった後のモチベーション

回復が難しかったのでしょう。引き続き応援しますので、私が生きている間に甲子園に応援に行かせてください。今年は、夏祭りがなく、私の中では夏を感じるイベントが終わってしまいました。気持ちを切り替え、質の高い診療と患者サービスを提供できるよう、頑張っていきますので、よろしくお願い致します。