カウンセリング外来のタイマー設置の背景

先日より、カウンセリング外来の診療時間を15-30分としかつタイマーを設置しました。これまでは診療につい熱が入り、1人の方に60分近くかけてしまうことがありました。診察室の中からでは、どれぐらい混雑してきたかなど、外の状況が全くわかりません。以前より、スタッフより、私の診療を希望して来院された患者さんへ、待ち時間の目安が説明できず困っているという意見が出ておりました。中には、長時間お待ちになった方や、あきらめて帰宅した方もおり申し訳なく思っていました。それに対して、診察中に外の状況(何人待っているかなど)を随時報告するようスタッフにお願いしましたが、診察中の患者さんが私の話を落ち着いて聞けるようにと気を使ってか、なかなかうまくいきませんでした。そこで、タイマーを導入することにしました。それにより、1) スタッフが待ち合いの患者さんに、待ち時間の目安を伝えることができる 2) 診察中のお子様にとってもあとどれぐらいで帰れるか見通しがつく、3) 診察所要時間がはっきりしていれば、より多くの方の予約を取ることができる、などの効果が期待できると思います。より診察時間を有効に使う方法は考えておりますので、受診時に提案させていただきますね。

 現在、当院では、新規の方も1か月待ちで対応させていただいておりますが (専門医療機関では6-9か月)、ここ最近受診を希望される方が増えてきております。より多くの方が診療を受けられるようご協力のほどよろしくお願いいたします。

 ABA (応用行動分析)を学んだ臨床心理士あるいはABAの実践経験のある保護者の方に、私の右腕として当院で一緒に働いていただけると嬉しいな・・・。