新型コロナによる休校の基準&自宅でのICT活用 

昨日は、文部科学省新型コロナに関する休校ガイドラインを全国の教育委員会へ通知しましたね。

https://www.mext.go.jp/content/20210827-mxt_kouhou02-000004520-1.pdf

以下が、わかりやすくなるように改変した基準です。

学級閉鎖
①同一の学級において複数の児童生徒等の感染が判明した場合
感染者1名+複数の濃厚接触者 or 周囲に複数の未診断のカゼ症状
③その他、設置者で必要と判断した場合
(※ただし、学校に2週間以上来ていない者の発症は除く。)
期間としては、5~7日程度を目安に、感染の把握状況、感染の拡
大状況、児童生徒等への影響等を踏まえて判断する。
学年閉鎖複数の学級を閉鎖など、学年内で感染が広がっている可能性が高い場合

学校全体の臨時休業:複数の学年を閉鎖した場合

 

同日、やむを得ず学校に登校できない児童生徒等への ICT を活用した学習指導等についても通知されました。

https://www.mext.go.jp/content/20210827-mxt_jogai02-000017631_00001.pdf

簡潔にまとめると、学習に著しい遅れが生じないよう、規則正しい生活習慣を維持できるよう、教師と児童生徒がコミュニケーションを絶やさぬよう、ICT端末を自宅に持ち帰る取り組みを進めていきましょうという内容です。それを実現するための学校が申請できる補助金制度についても記載されていました。    以上

 

所感ですが、まず、学級閉鎖の基準については、現在の、デルタ株の感染力を考えると妥当な判断だと思います。明確な基準が出たことは、学校の先生にとって負担軽減になりますし(どうしましょう~と議論する時間が減ります)、保護者・児童生徒にとっても納得しやすいかなと思います。ただし、この基準による感染拡大阻止効果やご家庭への影響については継続的に評価していく必要があると思います。ご両親が職場から過剰な対応をされないかという心配があります。

ICTについては、学校で配布されても、家庭の学習で使えないと意味ないじゃんと思っておりました。学校側の設備の問題とネット環境にない家庭もあり、学習格差拡大のリスクがあるからなんですね。今回のを機に、家庭でもICTを用いた学習ができるよう進んでいくと良いですね。