外国人患者さんの特徴

当院は外国人患者さんも少なくありません。できる範囲でより良いサービスが提供できないかと思い、この本を手に取ってみました。

南山堂|臨床看護学|医療現場の外国人対応 英語だけじゃない「やさしい日本語」 (nanzando.com)

読み終えて大変勉強になりました。これはスタッフ全員必読にしようと思います。

この本のポイントを、著者に迷惑をおかけしない範囲で、2回に分けて紹介したいと思います。今回は、医療機関を受診する外国人患者さんの現状についてです。

 

国内在住の外国人の方が困っていることの第1位は医療 (56%)で、子育て中の方に絞ると72.5%が困ると答えているようです。

a70d5ac7db12bd5c538a3b38f2a01613c262657e.pdf (tokyo-tsunagari.or.jp)  p.8

 

在留外国人の多数派はアジア人で、ここ最近はベトナムの方が急増しております。

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https://www.moj.go.jp/isa/policies/policies/nyuukokukanri06_01127.htmlyより

したがって、英語が最重要ではなさそうです。

外国人住民の日本語レベルの調査結果によると、なんと約90%が日常生活に困らない程度に日本語で会話できるそうです。

001226182.pdf (moj.go.jp)  p.18

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https://www.moj.go.jp/content/001226182.pdfより

また、文化庁による調査によると

日本語に対する在住外国人の意識に関する実態調査 | 文化庁 (bunka.go.jp)

ひらがなを読める人が84.3%で、ローマ字が読める人の51.5%を大きく上回っています。イメージと全然違いますね💦

 

まとめ

在住外国人の方の特徴は

1.アジア出身が多い

2.日本語の会話ができる

3.ひらがななら分かる

ですね。

結論として、外国の方には、

1.やさしい日本語を使うことを心がける

2.ひらがなでの説明を心がける

とよいことになります。