ご質問いただいた時は、マスターベーションだったのですが、お子様の行動に性的な意味合いはないので、性器いじりと表現することにします。
【幼児の性器いじりについて】
・幼児の性器いじりは珍しいことではありません
・偶然に身についてしまった、一過性のくせです。
・自己のボディーイメージをつかむためのもので、性的意味合いは乏しいです。
(指しゃぶりなど、性器以外の身体に興味を持って触るのと同じ行為です)
・多くは2~5歳で相談が多くなりますが、就学後の相談はほとんどありません。
・女児:机や椅子の角に性器をこすりつけて刺激する行動が見られます。
・男児:性器を手で直接いじったり、こすったりします
・興奮状態になって、顔を紅潮させ、息を止め、体を硬直させるため、けいれん発作と 間違えられることもあります
【対処法】
・無理矢理やめさせると、かえってひどくなったり、長く続いたりします
・困惑、嫌悪感を表さずに、落ち着いた態度で関心を示さないようにすれば、
自然に消失します。
・性器いじりは、本人にとっては遊びの1つなので、退屈な時や1人でいるときに起こることが多いので、本を読んだり、オモチャで一緒に遊ぶなど相手をしてあげる
【病気との区別】
・おむつかぶれや湿疹がないか確認しておきましょう
・興奮状態を伴う時は、てんかん (けいれん)発作との鑑別が必要になる時があります。顔色が悪い, 意識がなくなる場合は医療機関への相談が必要です。