新聞記事より:アビガン承認/患者の息で感染判定

10/17 (土)の新聞記事を簡潔にまとめ、私のコメントも追加しております。

 

1.アビガン コロナ治療への適応拡大承認を申請

富士フィルム富山化学が16日に申請し、今後厚労省が審査する。アビガンは細胞に入ったウイルスの増殖を抑え、使う対象者らは軽症者らが想定され、早期使用により、ウイルスの増殖が抑えられ、重症化予防につながると期待する声が上がる。

治験には156人が参加し、アビガンの使用により、解熱や肺機能の改善が進み、PCRが陰性になるまでの日数の中央値が11.9日で、偽薬を服用した患者より2.8日短かった。

 

コメント

これだけでは、どれぐらい有効なのかわからないですよね。論文を読んだら記事にしたいと思います。そもそも軽症者に使用する必要があるのだろうか?かえって副作用のデメリットの方が大きいような・・。65歳以上の高齢者や基礎疾患のある方など重症化の予測される方は軽症例でも使用するのはアリだと思います。

 

2.患者の息でコロナ感染判定

東北大学島津製作所は、息で新型コロナウイルスの感染の有無や重症化リスクを判定できる手法を手法を開発したと発表した。息を集めるのに5分ほどかかるが、患者への負担が少ない。患者と接触せずに検体を採取でき、1時間以内の診断も可能という。

合併症の予測や複数のウイルスを同時に測定できるなど得られる情報が多いのも特徴のよう。

 

コメント

画期的な開発ですが、解析する機器が高額となると、普及はなかなか進まないかもしれませんね。唾液PCRと陽性率が同程度なら、唾液での検査はなくなりそうですね。唾液の採取って、想像以上に大変な様です。