【診療現場より】以心伝心

今日は、当院の看護師をほめるお話です。

その1:先日、外来で4歳の子に抗菌薬を処方しました。本人が錠剤を希望したため、規格の小さい錠剤を処方しましたが、ふだん薬局には置いてありません。私は「薬局で取り寄せてもらってね」と説明したところ、お母さんより「何日ぐらいで届くのですか?」と質問がありましたが、「薬局で聞いてね~」といいながら外来を終了にしました。その次の患者さんを診察している時に、少し不親切だったかなと気になっていたら、看護師のTさんが、近隣の薬局すべての電話確認をし、お母様に説明してくれてました。

その2:先日、1歳児にワクチンを4本同時に接種したところ、最後に思い切り嘔吐してしまいました。その時、待ち人数が8人いたので、隣の部屋に移動していただきました。院内が密になりつつあったため、次の患者さんを診察室にお呼びしましたが、嘔吐した子の事が気になっていました。その時、看護師のNさんは、さっと、嘔吐した子のフォローに向かってくれました。

最近は、以心伝心で徐々にチームワークが良くなっていると思います。でも、それに甘えず、言わなくてもわかるだろう、にならぬようコミュニケーションはしっかり取っていきたいと思います。

海老名市の中学3年生のインフルエンザ予防接種~受験生は必読

昨日は暖かかったですね。この週末から息子は自転車の練習を始め、昨日は私が練習に付き合いました。もともとスライダーに乗っていたのが良かったのか、木曜日にこどもの国でペダル系の乗り物にたくさん乗ったのが良かったのか、かなり上達しました。

でも道路を走らせるにはまだまだ怖い状況ですね😱 私、息子が危ないことをしないようにと追いかけているうちに歩数計が1万歩を越えてしまいました。

さて、当院での、今シーズンのインフルエンザ予防接種の予約ですが、始まっており、予約が徐々に入っております。今年も、海老名市に住民登録のある中学3年生は、当院で10月3日~12月31日までの期間であれば、助成券(はがき)を使用すれば、インフルエンザワクチンを1,000円で受けることができます。予約のうえ、助成券(はがき)と健康保険証を持参しておこしください。

 

※インフルエンザワクチンは、任意予防接種です。本人・保護者の希望と医師の判断によります。

※受験生ということで2回接種を希望される方がいますか、助成券が使用できるのは、

1回のみです。

※海老名市立中学校の生徒だけでなく、海老名市に住民登録があり、私立中学に在籍する3年生も対象です。

 

いよいよ受験も中盤戦に入ってきましたね。この時期にやるべきことは、1) 過去問の研究, 2) 苦手分野の克服, 3)  インフルエンザワクチンの接種 (+新型コロナワクチンの接種の検討) です。

 

1)過去問の研究:ただ漠然と問題を解き、出来た、出来ないで一喜一憂するのではなく、よく出題される分野, 難易度, 時間配分などをつかみます。また、志望校に合格するには何割ぐらいできないといけないかも事前に情報を得ておきます。状況によっては、いつも最後の問題は難しいから捨てようなど、思い切った作戦が立てられます。

 

2) 過去問によく出題され、かつ自分の苦手な分野は中学1年、場合によっては小学生まで戻り復習しましょう。中学生の勉強は、わからないまま進むことはできません。今は、時間のかかる、英語, 数学, 国語に時間をかけましょう。

 

3)インフルエンザワクチンの接種:できる備えはしておきましょう。後に、人づてで聞いた話なので、詳細は分かりませんが、私の大学の後輩で、毎年表彰されるような優秀な子が、医師国家試験の時に、インフルエンザにかかってしまいました。なんとか配慮を受け、受験はできたものの、なんと落ちてしまいました。その後も、毎年落ち続け、とうとうひきこもりになってしまいました(はっきり言って、落ちる方が難しい試験です)。不思議なのですが、その人に限らず、人は1度失敗すると、失敗が続きやすくなるという法則があります。過去にそういう人を何人も見てきました。1度そのループに入ってしまうと、環境を変えるなどしないとなかなか抜けられません。だから勝負事は万全の体制で、事前にできる事は後悔しないようすべてやっておきましょう。

 

ぼ~っとする時間も大切

数日前に、録画していた、2018年に放送されたNHK山中伸弥先生とタモリの出演している番組を観ました

www.nhk.or.jp

グラフィックがきれいで、「ディズニー観たい」と騒いでいた息子も食い入るようにみていました。一番面白かったのは、ひらめきはぼーっとしている時に起こりやすい

ということ。全ての時間に意味があるのだなと人体の神秘に感動しました。

 

【本棚の新しい仲間】光るとともに 第巻巻

本棚に、「光るとともに」第1巻を入れました。知的障害を伴う自閉症児の光と家族が成長していくお話です。主人公は光君ですが、お母様の視点から描かれています。第1巻は、我が子への違和感, 孤立, 障害の受容ときつい時期を経て、ご主人の理解, 療育の先生や療育仲間との出会い, 保育園での受け入れがあり、トラブルの多い日々を過ごしつつも、夫婦で力を合わせて、周囲の助けを得ながら解決していきます。1巻では小学校入学までが描かれています。古いマンガですがリアルです。全ての方に読んでいただきたい1冊です。

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ついに毎日更新の呪縛から逃れました

お気づきのかたもいたかと思いますが、昨日はついにブログ更新をお休みしました。

他にもやりたい事がたくさんあるからです。スタッフへのミニ講義 (これは元旦のブログで掲げた目標の1つです)、患者さんへの満足度調査の準備 (これはスタッフの反対意見があるかもしれませんが、サービスの充実のために実行したいです)、自分自身の勉強 (読んでいない学会雑誌がたまってしまいました😱)、疲労回復、運動 (体重が急増中🐷)

などなど。

 

teammanabe.hatenablog.com

 

なんだなら更新頻度を減らせばいいじゃない?と思うかもしれませんが、私には1度習慣化されたことをなかなかやめることができないという弱点があります。

実は昨年の12月末も更新頻度を減らすことを試みましたが、失敗に終わりました。

 

teammanabe.hatenablog.com

ここで更新頻度を減らしたら自分は記事をかけなくなってしまうのではないかという極端な恐怖、また毎日更新しているライバル達へ敗北したくないという1番病 (私がライバルと勝手に設定しただけで、彼らは私のことは当然知りません)などにより、更新をお休みすることができず、最終的には、睡眠時間を削ってまで更新を継続してしまいました。ブログの記事作成は楽しく、外来でも「記事を読んで役立ちました」など声をかけていただくことも少なくなくやりがいはあるのですが、他にもやるべきことは山積みです。そこで、再び、Twitterで更新頻度を減らすことを宣言しました。今回は、成功し呪縛から逃れられることができました。心が苦しくなることを予測しておりましたが、逆にすがすがしい気分です🌈。今後は、何も変わっていないじゃないか、と言われぬよう、自己投資とクリニックの改革をすすめていきたいと思います。

 

エレーベーター改修工事が終了しました

8月下旬より始まったビルのエレベーターの改修工事が9/23 (木)に終了しました。

新しいエレベーターは色が変わり、運転音が小さくなり、スピードも少し速くなり、快適になった気がします。しかし、モニター画面でのCM?は不要なのではと思いました。

せめて、当院、内科、皮膚科、歯科の紹介をするなどして欲しかったな~。

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エレベーターの改修工事は終わりましたが、お子様をお連れするのが大変な時はお電話をください。可能な限りスタッフがお手伝いします(混雑時でドタバタしているときはごめんなさい🙏) 

 

 

インフルエンザ予防接種開始は10/16 (土)~  予約は10月より開始(詳細は非公開)

先日のカンファレンスで、今年のインフルエンザ予防接種を10/16 (土)より開始する方針としました。予約開始日は10月以降です。予約開始日は非公開としています。どうしてかというと、以前にアクセスが集中して予約システムがサーバダウン?したことがあるからです。お手数をおかけして申し訳ありませんが、10月以降、こまめに当院のHPのチェックをお願い致します。

予約はココから   まなべ小児科クリニック (shujii.com)

企業努力により、当院で接種ご希望の方の分はしっかり確保できておりますのでご安心ください。

価格は、4,000円/回 (2回接種の方は合計8,000円) で、以前よりこの価格で、消費税増税に伴う値上げはしておりません。他院よりも価格が高いという声を聞くこともありますが(最近は差がつまってきましたが)、当院での接種は以下のメリットがあります

 

1) 接種前の問診・聴診をしっかり行う

(これは当たり前でしょと思うかもしれませんが、世の中には、接種料金が安価な代わりに、問診・診察を一切行わず、注射だけを行っている医院もあります)

2) 接種後のアフターケア

接種後に心配なことがあればきちんと対応いたします。これも1)と同様当たり前の事なのですが、接種以外の対応はしません、という医院もあります。一昨年、当院でワクチン接種後に、発熱, 接種部位の腫脹 (2回目の接種でしたが1回目の接種部位も), CRPという体内の炎症反応のマーカーが上昇した、稀な経過を示したお子様がいました。私は、インフルエンザワクチンによるアレルギー反応の可能性を考え、専門機関に、特殊な検査を依頼し、インフルエンザワクチンアレルギーの確定診断に至りました。原因が確定したところで、その子は安心して他のワクチンを接種でき、今回のインフルエンザワクチンの接種を見送ることができました。なお、ワクチンでアレルギー反応を起こしたからといって、インフルエンザにかかると重い症状が出るわけではないということも、調べ説明させていただきました。

その後、原因が判明したことで、日本脳炎のワクチンも安心して接種していただいております。

3) ご両親も一緒に接種可能です。

4) 基礎疾患があり定期受診している方は、受診時に一緒にワクチン接種 

スタッフに頑張っていただき、昨年より取り組んでおります。喘息, アレルギー性鼻炎, 便秘, 発達支援で定期的に通院されている方には、受診時に一緒にワクチン接種をさせていただくことを考えております。3),4)は、保護者の方にとっては、時間の節約という大きなメリットになると思います。