【おすすめの本】ゴミの島のサバイバル

コロナの療養期間中に、「ゴミの島のサバイバル」という本(というよりマンガ)を息子と読みました。主人公達が、ゴミの島と化した、観光地で起きた事件に立ち向かうというストーリーです。

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これまで、プラスチックゴミについてきちんと分別しているし、これらはリサイクルされるから自分としては問題ないと思っておりました。しかし、この本を読んで、これは大きな間違いだと分かりました。全てがリサイクルできる訳ではなく、環境中に排出されます。プラスチックの分解には数十年かかり、その間にも環境中に有害物質が放出されていくのです。また、他の生達にも迷惑をかけています。人が海で出したプラスチックのゴミを生き物が摂取しすることで、被害が起こっています。毎年100万羽もの鳥がプラスチックが腸でつまり、亡くなっているそうです。また、細かく分解されたマイクロプラスチックをプランクトンが摂取し、それを大きな魚が食べる事で、有害な物質が蓄積していきます。もちろん魚を食べる私達、ヒトへの影響も懸念されます。現在、世界中でゴミの島があちこちにできているようです。日本発のゴミも他国へ流れ込んでいきます。2050年には、海中のプラスチックの量>魚となるという予測もあり、真剣に取りくんでいかなくてはいけない問題です。

息子は、本筋と全然関係のない部分を見て、ゲラゲラ笑っていたので、伝わったかな?と心配でしたが、心配無用でした。その後、自ら、「ポリぶくろ1まいすてた」という本を読んで~と持ってきました。これはガンビアの少女アイサトが自分の住む、小さな村が徐々にプラゴミで汚染され、異臭を放つゴミの山ができ、プラゴミを誤食したヤギ亡くなりという事態が起こっておりました。それに対して、有志で、プラのゴミ袋を財布にリサイクルするなど解決に向けて取り組んでいくという実話です。

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Amazon.co.jp: ポリぶくろ1まいすてた

この数日は、息子のティッシュの無駄遣いや食事を残すことが明らかに減ったように見見受けられます。内容を完全に理解するのは難しいかもしれませんが、環境問題に関心を持つ、種まきにはなったかなと思います。

 

他のサバイバルシリーズも読みたいと思い、早速、手に入れました。アレルギーのサバイバル、悪くはないのですが、突っ込みどころが満載でした😅 専門分野はあまり読まない方が良いですね。