医療において診療報酬改訂があり、6月1日より保険診療点数が変わり、医療費も変わります。今日は、当院において窓口負担がどれぐらい変わるのかを、簡単に解説できればと思います。
といっても、当院で影響を受けるかたは、ほとんどいません。当院の受診患者さんの大部分は、医療証があり、負担の発生しない方だからです。自己負担のある方のみが影響を受けます
なお、あくまでも当院で取得している加算をもとに作成したものであり、他院とは状況が異なるものであることについて、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
また、抜けがあるかもしれません😓
【増加分】
(全体で共通)
1.初診料 3点 (オンラインの場合は2点), 再診料2点
2.外来ベースアップ評価加算 初診6点, 再診2点
3.一般名処方加算 3点
(発熱患者のみ)
4.発熱患者対応加算 20点
※発熱あるいは感染症の疑われる方に月1回のみ算定可能
【減少分】
(全体で共通)
1.処方箋料 8点
2.医療情報取得加算 1点 (マイナンバーなしの場合)
(喘息患者さんのみ)
3.特定疾患処方管理加算 10点
(迅速検査をした患者さん)
例) インフル・コロナ同時195点,コロナ150点,アデノ5点, インフルエンザ4点, 溶連菌2点
初診で、感冒で受診し、検査のなかった場合は、
増加分:初診料3点+外来ベースアップ6点+一般処方名加算3点=12点増加
減少分:処方箋料8点+医療情報取得1点=9点減少
1回の受診で12-9=3点 (30円) 3割負担の方で9円の増加となります
再診の場合は、
増加分:初診料2点+外来ベースアップ2点+一般処方名加算3点=7点増加
減少分:処方箋料8点+医療情報取得1点=9点減少
1回の受診で7-9=-2点 (-20円) 3割負担の方で6円の減少となります
なお、初診・再診ともに発熱やコロナなど感染症が疑われる状況で受診した場合は、1ヶ月に1回に限り、20点(200円)を算定し、3割負担の方の場合は60円の負担増となります。その一方で、迅速検査の費用は、コロナ関連が大幅に減少し、インフルエンザ・アデノ・溶連菌は少し減少しています。例えば、インフルンエンザの場合は4点(40円)減少なので、窓口負担は3割負担の方の場合12円減少します(なお、コロナの場合は3割負担で450円減少)
トータルで考えると、患者さんの窓口負担は大きくは変わらないかなと思います
(むしろコロナ関連で受診した場合は減少します)
詳しい説明は徐々に当院のHPでアップしていきますのでよろしくお願い致します。