くすぶっているなら環境を変えるのも1つの方法

 プロ野球も対戦相手が1巡し、今年の傾向が見てきた頃ですね。私の応援する中日ドラゴンズは最下位争いです😭 

 今年はペナントレースとは別に注目していることがあります。それは、昨年末に行われた現役ドラフトの選手達の成績です。現役ドラフトは、端的に言うと、各球団で飼い殺し状態になりそうな選手を交換するイベントです。

現役ドラフトとは?日本版ルールを解説!【ルール5ドラフト】|野球観戦の教科書 (base-info.com)

 当初は、いらない選手同士を交換して意義があるのか?と疑問の声があがりました。

しかし、シーズンが始まってみると、半数以上の選手が1軍の試合に出場しております。楽天→巨人に移籍したオコエ, 横浜→中日に移籍した細川などなど。彼らは、新しい球団で、主力となりつつありますが、移籍がなかったら、今季終了後に戦力外通告を受けていたかもしれません。

 くすぶっている時は、環境を変えるのも1つの方法だと思います。私自身、横浜の病院時代は、私にも問題はありましたが、適応できず、ややうつ状態になっておりました。足柄上病院に異動となったのが、大ブレイクするきっかけになりました。

 注意すべき点は、2つあります。1つは、今の環境で何とかならないか考えてみることです。私自身、横浜の病院の時はビジネス本を読み、コミュニケーションの取り方など勉強しましたが、周囲の先生方とうまくやることができませんでした。もう1つは、移籍候補先をよくリサーチすることです。周囲の人や地域の状況など。例えば、足柄上病院の小児科部長だった故・山岡先生は、とても熱いお酒のみの先生で私と合いそうだなと思いました。また、当時、足柄上病院のベッド状況はガラガラで、食物アレルギーの負荷試験を始めるのも歓迎されそう (2008年当時は食物負荷試験をやっているところはほとんどありませんでした)だと計算しました。また、周囲に能力のあるアレルギー専門医がいないことも調査済みでした。予測通り、足柄に移籍して、1年半でゼロから始めた、アレルギー外来は予約で一杯になり、食物負荷試験も4年後には全国でも10番以内に入る件数を対応するぐらいになりました。異動が決まった時は、複数の先生方からは、「君の医師としての人生は終わったな」など言われてたんですけどね😛

 今の環境で一定期間頑張ってきたけど、きついなという方は、周囲の人と相談しながら、自分が輝けそうな環境を探すのも1つの方法かなと思います。