発達支援外来では、お勉強に関する相談を受けることもしばしばあります。
これは学校の先生のお仕事ではと思いつつも、アドバイスできる場合もありますので、
丁寧に確認させていただいております。
答案をみせていただくのですが、驚いた事に、最初に書いた式や答えが消されて、正しい答えが書き直されてしまっています。学校の先生の指導のようなのですが、これではどうして間違えたのかが分かりません。正解がどうかよりも思考のプロセスが大事なのに・・・。こども達が点数だけを気にするようになってしまい、間違いに対する抵抗感が強くなってしまうかもしれません。そうなると、難しいことにはチャレンジしなくなってしまうことも懸念されます (難しい問題だと点数が取れない→評価してもらえない)
海外では子どものうちからボールペンを使用しているようです。
余計なお節介かもしれませんが、何らかの形で地域の教育委員会に要望していきたいなと思います。
最後に、学校の先生や保護者の方には、1) 点数を評価するのではなく、毎日学習に取り組んでいることを評価する、2) 間違えてもやり直せば大丈夫(安心して失敗できる環境作り) を意識していただけると嬉しく思います。