2023年春 スギ花粉飛散予測

そろそろ恐怖のスギ花粉のシーズンが近づいてきました。外来で、舌下免疫療法中の方より、「今年のスギ花粉はどうですか?」と質問をいただくことが増えてきました。

 

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スギ花粉

日本気象協会の予測を紹介します。(2022年12月8日発表)

2023年 春の花粉飛散予測(第2報) - 日本気象協会 tenki.jp

 

1.飛散開始日

例年並み東京は2月11日~と予想されています。注意すべき事は、花粉の飛散開始日の定義は、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日とされています。つまり、飛散開始日より前にわずかな量が飛び始めます。重症の方は、目のかゆみなど症状を訴える可能性があります。神奈川では2月に入ったら花粉対策を始めるのが無難と思います。

https://tenki.jp/pollen/expectation/より引用

2.花粉の飛散量

(1) 例年と比較して

神奈川は非常に多い (200%以上) と予想されています。

(2) 昨年と比較して

神奈川は非常に多い (200%以上) と予想されています。

 

 花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。

2022年は6月に「高温・多照・少雨」となり、スギの花芽形成に好条件でした。

https://tenki.jp/pollen/expectation/より引用

今年が舌下免疫療法の効果を評価しやすいかもしれないですね (昨年度は飛散量が少なく、症状が落ちついていたとしても、治療効果なのか、飛散量が少なかったためなのか、判断が難しかったです)