ピックアップ 新型コロナ関連ニュース 感染状況に応じたメリハリが大事なのでは 11/28~12/4

前週は興味深いニュースが盛りだくさんでした。大雑把に分野を分類しております。

とりあえずは、政府が5類への引き下げに慎重になりつつあり安心しました。これから変異株の動向が注目されますが、重症化のリスクがはねあがる可能性は少なく、ワクチンの追加接種で一定の予防効果は期待できます。小学校の黙食については議論が白熱しているようですが、0か100ではなく、マスクと同様に感染状況に合わせたメリハリが重要だと思います。

 

教育関連】

1.23年の共通テスト「コロナで不受験」救済なし 療養期間の短縮受け | 毎日新聞 (mainichi.jp)

本試験と追試験で2週間あいているためのようですね。

 

2.「黙食」記述消え、給食時の会話も対策の上で可能と通知(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース

なんで第8波のまっただ中にこんな通知を出すのでしょうか?

マスクと同様にこういった政策は感染状況を見ながらメリハリをつけるのが大事だと思います。

 

【政策関連】

3.同時流行に備え 最大90万人対応へ医療体制強化 厚労省 (ntv.co.jp)

取らぬ狸の皮算用とならなければ良いのですが・・・

9.「感染しても表示なし」河野デジタル相がCOCOA初批判 新型コロナ | カナロコ by 神奈川新聞 (kanaloco.jp)

 

10.日医、新型コロナ「5類」に近い新類型が望ましい(産経新聞) - Yahoo!ニュース

日本医師会までもが新型インフルエンザの5類への変更を推奨ですか・・・。「ワクチンの公費負担を止めることには反対」と言ってくれているのが救いか

 

12.コロナ「5類引き下げ」議論、政府恐る恐る 失策避けたい首相、世論の行方様子見|【西日本新聞me】 (nishinippon.co.jp)

(コメント) 世論を気にしているようであるが、明確な科学的な根拠を示していれば批判は少ないのではないでしょうか、いずにれにしてもブレーキがかかりよかったです。

 

13.改正感染症法が成立、公的病院に医療提供義務づけ…従わなければ勧告・指示が可能 : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

2024年4月に適用。都道府県知事は、新型コロナを含む「新型インフルエンザ等感染症」と、政令で定める「指定感染症」、未知の「新感染症」が流行した場合に各医療機関が担うべき医療内容をあらかじめ通知する。知事は、その他の医療機関も含め、合意によって医療提供に関する協定を結ぶ。通知や協定に従わない場合、知事は医療提供の勧告や指示をできる。

 

【感染状況・変異株】

6.オミクロン株の変異株が次々と 「BQ.1」「XBB」「BQ.1.1」… 増加速度鈍る中「再増加の可能性も」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

現在は、夏の第7波と同じBA・5株が主役ですが、都内ではBA・5の占める割合が約80%まで減少してきました。その他の変異株としては、BQ.1 (BA・5より派生し欧米で流行)

13%前後、XBB (春先に流行したBA・2より派生。アジアで流行) 5%となっております。

これらは、BA・5より重症化のリスクは高くなさそうですが、免疫回避能力があり、BA・5に感染している方でも再感染のリスクがあるようです。従来株+オミクロン株のワクチンにより予防効果が期待できます。

8.コロナ抗体の保有率26.5% 地域、年代で大きな差|47NEWS(よんななニュース):47都道府県52参加新聞社と共同通信のニュース・情報・速報を束ねた総合サイト

感染による抗体保有率を調査したものです。新型コロナウイルス感染によって得られる抗体の保有率は全国で26.5%だった。最も高い沖縄は46%に達したのに対し、最低の長野では10%を下回るなど、地域差が大きいのが目立った。年代別では、年齢が高いほど保有率が低かった。

 

15.コロナ警戒の緩和、強力な新変異株が出現する環境作る=WHO | ロイター (nordot.app)

だいぶ真のwithコロナに近づいているがまだ気を抜けないよとWHOより

 

16.オミクロン株派生の新系統、「中和抗体」効果が数十分の1以下…米コロンビア大など : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp)

米コロンビア大などのチームは、ワクチンを複数回接種済みの人や接種後に感染した人など計88人から血清を採取。血清に含まれる中和抗体が感染を防ぐ効果を、新系統と従来株で比較した。その結果、いずれも中和抗体の効果は従来株の数十分の1以下に低下していた。ワクチンを追加接種した人は効果の減少幅が小さかった。つまり、現在動向が注目されるBQ.1やXBBの変異株は、ワクチン接種や過去の感染があっても、感染するリスクがあるが、ワクチンの追加接種により一定の予防効果が期待できる

 

【ワクチン】

7.東京都・コロナワクチン4回目接種から3~4か月で中和抗体価大幅に上昇の調査結果を国内初公表 | TBS NEWS DIG (1ページ)

新型コロナワクチンを接種した医療従事者310人の血液を検査し、4回目と5回目の接種後の中和抗体価を測定。4回目接種から3、4か月後の中和抗体価が3回目接種から4か月後と比べ、2倍以上増加する。5回目の接種をするとさらに増加する。

 

11.KMバイオロジクス 新型コロナワクチン2023年1月から「実生産」開始(TKUテレビ熊本) - Yahoo!ニュース

国産の新型コロナの不活化ワクチンです。最後の治験がまとまる来年4月から6月ごろに承認申請するようです。うまくいってほしいですね。

 

【治療】

4.コロナ急性期にあの漢方薬が有効 東北大医のチームが突き止める(河北新報) - Yahoo!ニュース

葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏(を1日3回服用するグループと、症状に応じて解熱剤やせき止めを服用する通常治療のグループに分け経過を比べた。その結果、発症から4日以内に漢方薬を使った患者は通常治療グループの患者より回復が早く、酸素吸入を必要とする重度の呼吸不全へのリスクが低かった。

論文を調べて見て、本当に有用なのか、後日記事にしたいと思います

 

【その他】

5.忘・新年会「開催せず」6割超 神奈川県の企業、〝宴会離れ〟が継続 - 産経ニュース (sankei.com)

飲食店にとっては厳しいですね・・。

14.小児の気管支喘息、診断数がコロナ前の4割 岡山大グループ確認 感染対策が影響か(山陽新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

以前にも同様の報告が他からだされましたよね。喘息がウイルス感染が引き金になることが多いので、感染対策により、感染機会が減少すれば当然減少すると思います。

あくまでも短期的な話しで長期的にみれば変わらないかもしれません。なお、アトピー性皮膚炎はそれほど変わりなかったようです。