【発達支援】モンテッソーリと幼稚園時代の思い出

先日、こども発達支援研究さんの発達障害のためのモンテッソーリという講演 (講師:佐々木信一郎先生)を視聴しました。

モンテッソーリというと、将棋の藤井聡太さんにより有名になりましたね。雪の聖母幼稚園でのモンテッソーリ教育 | 藤井聡太の軌跡 | 棋楽将棋情報館 (shogiweb.com)

英才教育というイメージがありますが、元元は、発達障害児への療育方法だったのです。部屋の中に色々な教具があり、支援者は子ども達の行動をよく観察し、何に興味があるかを読み取り、子ども達と教具を結びつけます。そして、子ども達が満足するまでそれを見守ります (時間割のようなものはなく、子ども自身が何をやるかを選択します)それにより、自己選択力やセルフコントロールなどの非認知能力が育まれるようです。就学前に非認知能力を育てると将来の就職率があが理、犯罪率が下がるという米国の貧困層の子どもを対象としたデータも示してくださいました (記憶が間違っていたらすみません💦)とてもいいじゃないと興味を持ったのですが、日本ではモンテッソーリはまだまだマイナーなようです。

実は、私は藤沢市にある森の幼稚園というモンテッソーリの幼稚園に通っていたようです。藤沢市の幼稚園 善行森の幼稚園 モンテッソーリ 自由 自然 (shonanfujisawa.com) 母によると、モンテッソーリの概念をあまり知らず、家から近かったから入園させたようです。自由は最大の不自由で、私は何をやってよいか分からず、毎日、発語のほとんどないダウン症の子と一緒に裏の雑木林にタイルを拾いにいって集めていたようです。

何となく当時の記憶は残っており、彼と楽しく話していた記憶もあります。言葉がなくてもきっと心は通じ合っていたのでしょう。当時は私も言葉を発することがあまりなく、他の園児よりワンテンポ遅れており、園の先生は、私が普通学級に行くと聞いて驚いていたようです。小学校入学後は1学期の間は、授業のチャイムがなっても座るということがなかなか分からない、テストの時に問題を解くということが分からずふらふらと立ち歩いてしまう(いきなり皆が静かになり問題を解きだしたので、こわくなりパニックになってしまったのかもしれません)などあったようです。

 母いわく「あなたは何をやるかはっきりしている幼稚園の方が合っていたと思う」でした。まあ、なんでも人によって合う合わないはあるでしょう。親友とタイル拾いに没頭した楽しい思い出があるから良しとしときましょう。