【発達支援】こだわり行動について

先日、こども発達支援研究さんの、こだわり症状との付き合い方 (講師:小栗正幸先生)

という講演を視聴しました。実力不足のためか内容を完全には理解できなかったです😭

印象に残ったことは、自閉スペクトラム症の人のこだわり行動に支援者が巻き込まれてはいけないということです。理由は、こだわり行動には深い理由がないからです(こだわることにこだわる?)だから、どうしてこだわるのかを聞きだそうとしても、明確な答えは返ってこず、解決にはならないようです。小栗先生は、非行少年の対応と共通部分があると話していらっしゃいました。彼(彼女)らは、理由を聞いても、「○○に命令された」「相手も同意のうえだ」など言い訳の天才になっているようです。聴講中は、どこが共通しているんだ??と思いましたが、理由を探っても意味がない、という点かなと思います。非行の更生には、未来の話をする、非行を続けた場合とやめた場合にそれぞれどうなるのかを考えてもらう、のが大事なようです。こだわり行動の場合は、ポジティブなものに変えていけばいいのでしょうか?例えば、ゴミを拾うことにこだわる場合は、分別して捨てることにこだわる方向に持って行くなど。う~ん、なかなか難しい。

余談ですが、外来で、時々、お母様より、「お父さんが隠れて喫煙している」という相談をいただきます。問いただしても、毎回違う言い訳が出ているようです。非行少年と少し似ていますよね。講演の内容からすると、あまり問い詰めずに、お父さんに、家庭内で隠れて喫煙を続けた場合とやめた場合の未来を考えてもらうのですが、これだと深刻な話に発展するリスクもあり、なかなか難しいですね。誰かよい知恵を授けてくれんかの👴

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