現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴 (2022/1/31現在)

今日は、診療や研究に使用しても良いと同意をいただいた方の、現在流行中の新型コロナウイルス感染症の特徴をお話ししたいと思います。個人情報の特定につながらぬよう、ざっくりとした形になってしまうことご了解お願い致します。まだ、たかだか30例ほどのまとめになりますので、今後、情報の内容が変わっていく可能性もあります

f:id:teammanabe:20220131043053j:plain

国立感染症研究所HPより引用

まず、症状について

年齢層、5~11歳 (約60%)>12~15歳>4歳以下 (10%未満) でした。保育園児は、保育園がメインで行動範囲が広くないので少ないかもしれませんが、その一方で、1人発生すると感染拡大が早い可能性があり、今後の動向には注意が必要です。

感染経路は、判明している方達は、学校と家庭内が半々でした。

90%以上の方にしっかりと37.5度以上の発熱があります (ただし、全例に実施している訳ではないので、実際はもっと低い可能性があります)。1~2日で解熱する方が大部分なのですが、なかには4日以上続く方もいらっしゃいました。

咳嗽のどの痛みはそれぞれ約55%の方に認められました。また、嘔吐を約25%, 下痢を約15%に認めており、胃腸炎と決めつけないよう注意が必要です。

変異前のウイルスに特徴的であった、味覚障害・嗅覚障害・脱毛が見られている方は今のところおりません

これらの情報はすでに全スタッフと共有し、疑わしい方は、隔離のうえ、迅速に対応しております。

 

定期的に通院している (喘息やアトピー性皮膚炎など)方で受診のご不安な方は、火曜日・金曜日の15:00~16:00のカゼ症状なしの時間帯やLINEによる電話診療 (1,000円手数料のご負担があります) をご検討ください。

【重要】1/21(金)よりLINE電話による再診・処方を開始します (manabe-shounika.jp)

 

さて、今週もコロナ野郎に負けず、頑張るぞ👊