【学会メモ】突発性発疹

現在、日本小児感染症学会をオンデマンドで視聴しております。明日には終了してしまいますが😭

今日は、突発性発疹の発表で得たことを共有させていただきたいと思います。

視聴中はメモをとらずに(自分の書いた字が読めないため)また数日たっている状態のため不正確な部分があるかもしれませんがご容赦ください。

 

突発性発疹ヘルペスウイルス6型 (HHV6), 7型 (HHV7)の感染により引き起こされます。あれ、ヘルペスウイルスって口唇の横にできるものではないの?と思うかもしれませんが、これは、

単純ヘルペス1型です。実は、ヒトに感染するヘルペスウイルスは8種類あるのです。

水痘 (みずぼうそう)・帯状疱疹ヘルペスウイルスの1つです。

 

話題の1つめは、HHV6型初感染の高年齢化です。従来、ヘルペスウイルス6型は1歳前に感染するのが通常でした。国内の報告では、年齢中央値は15ヶ月で、20%の患者さんが2歳以上での発症でした。2歳以上では、解熱後の発疹が出ないこともしばしばあるようです。

2つめは、HHV6の遺伝子が組み込まれているヒトが約0.6%存在する(共生しているというイメージでしょうか)。それが、狭心症や自然流産と関連しているようです。また、こういった方はHHV6が悪さをしていなくても、PCRをすると陽性になるので、HHV6感染症と誤診しないように注意が必要になるケースがあるようです。