【おすすめの本】外国人患者さんへの対応のコツ

最近、読んだ本 南山堂|臨床看護学|医療現場の外国人対応 英語だけじゃない「やさしい日本語」 (nanzando.com)

の紹介の続きです。医療に限らず、幅広い分野の方にオススメの1冊です。

 

今回は、実際の対応のコツを著者の方の迷惑にならない程度にまとめました。

 

最初の一言は「日本語はだいじょうぶですか?」

センテンスは短く切って話す。 

 例.発熱の原因はのどのかぜです。熱をさげる飲み薬を出します。2日後の水曜日も

  (カレンダーをさしつつ)熱があったらもう1度来てください。

・結論から話す。

伝わっていないと思ったら、言い換えを考える

・翻訳アプリ、実物、写真などを活用する

・尊敬語・謙譲語をやめる (外国人にとっては難解)

 依頼は「~てください」

 例) あちらでお待ちください→あちらで待っていてくださいね

    何かあったら電話でご連絡ください→何かあったら電話をしてください

・漢語はわかりやすく言い換えたり、説明を加える。

 例.「炎症」「治癒」「習慣」など

byoin_teian200903.pdf (ninjal.ac.jp)

外来語にも注意

病院で日常的に使う、ウイルス、ストレス、レントゲンは難解なレベルのようです。

オノマトペは伝わらない

ズキズキ、チクチクなど

・美化語(お/ご~)にも気をつける

「お」や「ご」をつけることで全体のアクセントが変わり聞き取れないことがあります

例.お水、お部屋、ご案内、ご相談→「お」や「ご」を取ろう

しかし、美化語には外せないものもあります

例) お子様、おむつ

 

明日からでも実践できそうな技術がつまっていました。今までの自分の外来はあまりいけてなかったかもと思うと少し恥ずかしくなりました。

看護師さんのNさんを隊長にしてクリニックでできることを広げていこうと思います。