神奈川県における風疹の抗体検査と海老名市における予防接種補助

今日は、神奈川県における風疹の抗体検査と海老名市における予防接種補助を紹介したいと思います。これからお子様を考えている、夫婦・カップルの方は、ぜひご一読ください。

 

1.風疹とは

風疹ウイルスにより、発熱, 発疹, リンパ節の腫れを主症状とする感染症です。基本的には予後良好ですが、感染力が強く、免疫のない集団においては1人の患者から5~7人に感染します。わが国では、2013年に14, 000例の報告があり、その後は減少傾向ですが、2019年も2,294例の発症が報告されています。

 

2.風疹の最大の問題点は先天性風疹症候群 (CRS)

免疫のない妊婦が妊娠20週頃までに感染することで、先天性風疹症候群 (CRS)が引き

起こされます。発生頻度は、妊娠1か月で50%, 2か月で35%, 3か月で18%, 4か月で8%と妊娠初期に感染するほど、リスクがあがります。母親が感染後に不顕性感染といって無症状であっても発生しえます。

 CRSは、先天性心疾患, 難聴, 白内障が3大症状ですが、その他にも症状は多岐にわたり、重度の障害を残すおそれがあります2012~2014年に45例報告され、2015年以降報告はありませんでした。しかし、2019年度は5例報告があり、そのうち1例の母親は不顕性感染でした。

 

3.神奈川県の無料の風疹抗体検査について

神奈川県は、下記の方に対して、無料で風疹抗体検査を実施しています。

 

👩女性

妊娠を希望する女性:年齢制限無し

 

👦男性

・妊娠を希望する女性または妊婦のパートナー:

42歳4ヶ月未満 (昭和54年4月2日以降に生まれた方)、59歳4ヶ月~63歳4ヶ月 (昭和37年4月1日~昭和33年4月2日生まれ)の方

その他の男性

33歳4ヶ月~42歳4ヶ月 (昭和63年4月1日~昭和54年4月2日生まれ)、 59歳4ヶ月~63歳4ヶ月 (昭和37年4月1日~昭和33年4月2日生まれ)の方となります。

注意)  年齢・月齢は2021年8月10日時点で計算しております。また、昭和54年4月1日~昭和37年4月2日生まれの男性は、2021年まで実施している国の事業の対象者で、神奈川県の事業の対象者とはなりません)。保健所設置市等 (横浜市川崎市相模原市横須賀市藤沢市茅ヶ崎市、寒川町) を除く県内市町村に居住する方が対象となります。

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国制度とは?

 

teammanabe.hatenablog.com

 

4.海老名市の風疹予防接種の助成制度について

【風しん緊急対策】風しんの予防接種費用の一部助成継続|海老名市公式ウェブサイト

抗体価の低かった場合、海老名市在住の以下の方は

MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)接種費用の助成を受けることができます。

当院での接種費用は8,500円で、海老名市より7,000円の助成我でますので、条件を満たす方は、1,500円で接種可能です。

 

 ・女性の場合:16歳以上で、妊娠を予定または希望している

・男性の場合:妊娠している女性の夫

       (出生予定のお子さんの母子健康手帳が必要です  

除外基準

・明らかに風しんにかかったことがある方

・風しん単独ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン(MR)ワクチン、麻しん風しんおたふくかぜ混合(MMR)ワクチンを含む)の接種歴が2回以上ある方

・妊娠中の女性

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性→国の事業の対象となります

過去に一部助成を利用して接種した場合は対象になりません。

  

なかなか複雑なルールですね💦もし、自分は対象かなと思った方は、当院へ気軽に

ご相談くださいね。