当院の新しい機器

今日は当院の新しい機器を紹介します。Smart QC Readerという機器です。

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外来で行う、インフルエンザやRSウイルスの迅速検査は、下図のように判定します。

C (Control)は、検査がきちんとできているかどうかを反映します。Tにラインが出るかどうかで結果を判定します。線がでれば「陽性(=感染)」と判定します。線がはっきり見えればよいのですが、判断に迷う場合も多々あります。よく、医師や看護師が「線が見えるよね?」など会話しているのを聞いたことはないでしょうか?また、「線が薄くて微妙ですが・・・」など説明を受けたことはないでしょうか?😅

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Tに線が入れば「陽性」と判定

この機械は線を読み取り、客観的に「陽性」「陰性」の判定をしてくれます。下記のような感じで、結果が印刷されます。

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これはRSが陽性ですね


これにより心の目が発動することはなくなりますが、1) 検査はあくまでも補助的なものであること, 2) 感度は100%ではないこと, 3) 特に発熱したばかりなど病初期は感度が低いことに留意しないといけません。

この子には、第1診察室の裏側で働いてもらっています。ちらっと見えることもあるかもしれません。